カルチャー

5分に1人の子供が死亡  ベッカムの言葉

NYHQ2012-0096 欧州を震撼させている難民の報道を見るたびに、大人はもちろん、長い道のりを歩いてきた子供の映像に胸が痛くなる。そうやって世界のいたるところで理不尽に苦しんでいる子供たちがいる。紛争を生き延びた南スーダンの子ども、性的虐待を受けたアイスランドの子ども、人身売買の被害に遭ったパキスタンの子ども・・・。暴力によって、5分に1人の子供の命が奪われているのだ。

 ユニセフ(国連児童基金)の国際親善大使であるデイビッド・ベッカム氏は、暴力を受けた18人の子どもたちが署名した手紙の後押しをしている。その手紙は、世界のリーダーたちに対し、世界で何百万もの子どもたちを苦しめている暴力の広がりを止めるよう呼びかけている。

 「私たちは、家を追われ、子どもの兵士として戦うことを強いられたり、奴隷のように家事労働をさせられてきました。自分たちのコミュニティの中で、レイプされ、殴られ、暴行されました。私たちは、両親が、兄弟が、友人が目の前で殺されるのを、何もできずに見てきました。…このような人生のスタートがあってはなりません。…子どものあざは、遊んでいた時にできたものだけ。私たちは、そうなる日を待っています」。

NYHQ2012-0207 カンボジアを訪問したベッカム氏は、「このとても勇敢な子どもたちの声に耳を傾け、彼らが耐え抜いてきた暴力について聞いたことで、私は、世界のリーダーたちが子どもたちを危険から守るために確実に行動を起こしてほしいと思うようになりました。9月に国連を訪問し、間違いなく子どもたちの声が届き、世界が子どもへの暴力や虐待をなくすために結束するのを見届けようと思います」と語る。

 現在、およそ2億3,000万人の子どもが、武力紛争下の国や地域で暮らし、1億2,000万人の少女たちが、なんらかの性行為を強要され、殺人事件の被害者の5人にひとりは20歳未満の子どもや若者だ。そんな暴力とは無関係な世界に住んでいるなら尚更、彼らのためにできることを探して見よう。

UNICEF URL:http://www.unicef.org/