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ネット未公開物件の中には、いわゆる「掘り出し物件」がある? 実態を住まいのプロに訊いた

ネット未公開物件の中には、いわゆる「掘り出し物件」がある? 実態を住まいのプロに訊いた  ネット未公開物件の中には、いわゆる「掘り出し物件」がある? 実態を住まいのプロに訊いた

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インターネットによる住まい探しが今の時代のスタンダードですが、中にはネットに公開されていない物件もあります。その中には、希少な物件や人気の物件、もしかしていわゆる「掘り出し物件」もあるのでしょうか……?

そこでat home VOXは、アットホーム加盟不動産店のスタッフにアンケート。ネットで公開されていない物件にはどんなものがあるのか?いわゆる掘り出し物件はどうすれば見つけることができるのか?(そもそも存在するのか?) プロだからこそ答えられるこの質問、その回答やいかに?

Q.インターネットで公開していない物件情報はありますか?

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51.6%と、「はい」が半数を上回る結果となりました! ネットに公開されていない物件は、少なくないのですね。気になるのは「なぜ公開されていないのか?」ということですが……。

Q.「インターネットで公開していない物件情報はありますか?」にて「はい」と回答した方にお伺いします。インターネットで公開しない理由を教えてください。

■ほとんどはこういったケース!

「売主・オーナーの意向」
「広告の掲載枠数の関係で」

ご近所さんなどに売りに出していることを知られたくない売主さんや、広告にお金をかけたくないオーナーさんなどが多いようですね。また、物件のネット広告は「○件までXX円」という形態や、お問合せを受けた数によって価格が決まるプランが多いことから、広告経費上、全部ネット公開するわけにいかないというケースも見られます。

■販売戦略

「物件の希少性を出すため」
「実際に会って話してみて人柄をみてから紹介したいという物件だから」
「ネットをご覧にならない世代向けの物件」
「販売戦略上非公開のほうが好ましい物件」

多くの人に広く公開するよりも、物件に合った方へきちんと紹介したいという戦略もあるようです。

■特殊な事情があるケースも

「忙しくて写真が間に合わないため」
「リフォームが完了しておらず、内見できない物件だから」
「インターネットでは説明しきれない込み入った事情がある」
「価格は相談という物件。価格交渉には応じる、中にはいくらでもOKの物件も有り」
「近隣との家賃の格差が大きい」

時間的な問題のほか、説明の難しい込み入った事情があったり、画面上の文章や写真では情報を伝えきれないというケースも。価格交渉ができるという話や、近隣相場との違いといった声からは、もしかすると「お得物件」がネット未公開になっているのかも……?

さらに、とても多かったのが、こちらの意見。

「すぐに売れる物件はネットに載せない」
「載せなくても自社の顧客だけですぐに決まる」

ネットに載せるまでもなく、すぐに決まってしまう良質物件・人気物件が確かにあるようです! これこそがいわゆる「掘り出し物件」に近いかもしれませんね。

ではズバリ、お得で良質で人気な(!)物件は、どうやって見つけたらいいのでしょうか?

Q.お得な情報や、掘り出し物件を見つけるコツがあれば教えてください。

■不動産店スタッフと仲良くなるのが近道!

「信頼できる1社に絞って、できる限りマメにコミュニケーションを図る。これから売り出す可能性のある物件に遭遇するタイミングがあるかも。はじめから1社に絞るのは難しいと思うので、数社回っていろんな話を聞いてからがオススメ」
「あまりあちらこちらと店回りをせずに、1社の担当者と仲良くなって探してもらうと担当者も頑張ろうと思う」
「来店時の第一印象をよくすること。身なりに清潔感があり、誠実そうな方なら、『この方ならこの物件を紹介しても大丈夫』と思う営業も多いです。不動産会社からすると、大家さんから『こんないい方を入れてくれてありがとう』という印象を持っていただきたいですから」
「鮮度の高い物件をご紹介したいので、良いお付き合いをさせていただくために、連絡先は教えていただきたい」

■反対に、多数の不動産店をつながるべし、という意見も

できるだけ多くの不動産屋に希望を伝えて、じっと待つ。

■掘り出し物件との遭遇率を高める質問テクニック

「1つの物件の有無を業者に問い合わせするときに、関連する他の物件情報も聞いてみる」
「あらかじめ希望条件を伝えておき、退去が決まった時点で教えてもらうようにする」
「住宅メーカーと付き合いがある不動産店はいち早く物件情報を仕入れるので、前もって希望条件を伝えておく」
「条件をあまり絞りすぎないように。絞りすぎると紹介できる物件が出てこなくなり、連絡も途絶えてしまいます」

■こんな条件の物件は狙い目……かも?

「築年数はあまり気にしないこと。なぜなら、キレイな物件を浅めの築年数で探す方が多いが、築年数は古くても、リフォームをして内装が新築同様の物件もあるから」

■その他、ユニークな方法の数々

「やはり人脈だと思います。人との出会いを大切にしていると、話をしていくうちに不動産のことにつながったり、不動産業界の知り合いを紹介してもらえたりすることも」
「おしゃべりなおばさんや自治会長に会ったり、商工会議所などのパーティーに行って情報収集」

バリエーション豊かなアドバイスが聞けましたが、主には「不動産店と密なコミュニケーションをとってスタッフとの人間関係を構築すること」でした。

ちなみに、やはりこういった意見もありました。

「掘り出し物件ってあるのでしょうか?いい物件が手頃な場合は、何かしらの瑕疵があるからではと思います」
「掘り出し物件というものは、基本的にないと思います」

 「いい話には裏がある」とも言いますから、そんな裏話もきちんと説明してくれるような、信頼できる不動産店やスタッフに出会うことが、ステキな物件にたどり着くためには大切ですね。

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟・利用不動産店約53,000店のうち 215店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2016年3月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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