カルチャー

幼児でも楽しく交通ルールが学べる! 赤坂サカスで交通安全ワークショップ

交通安全ルールを伝えるキャラクターの塗り絵を楽しむ子どもたち=東京・赤坂の赤坂サカス
交通安全ルールを伝えるキャラクターの塗り絵を楽しむ子どもたち=東京・赤坂の赤坂サカス

 年を重ねることは、“長寿”というように本来なら寿(ことほ)ぐべきことだが、少子化とセットになると、とたんに解決すべき「少子高齢化“問題”」になる。内閣府によると、2065年には「約2.6人に1人が65歳以上」(推計値)。お隣の昇り龍(中国)に抜かれるまで世界第2位の経済大国だった日本は、今後“高齢大国”として名を売っていくのかもしれない。

 高齢化をめぐってよく議論されるテーマの1つに、高齢ドライバーの問題がある。ことし(2018年)2月、78歳の元東京地検特捜部長が乗用車で人をはね死亡させた事故の報道には驚いたが、高齢者が起こす痛ましい交通死亡事故が報道されるたびに、高齢ドライバーへの風当たりは強くなっている。当局も70歳以上の免許更新手続きを厳格化する法改正などで、高齢ドライバーを免許返納へ誘導している。

 ただ、返納するかどうかは交通上の危険性が明白でない限り、本人の意思に結局委ねるべき問題だから、当局の思惑通りすんなり誘導できるとはは限らない。憲法上の権利も絡み、「免許がなければ仕事にならない高齢者」もいるだろうから、当局が外堀を埋め尽くして返納ヘ追い込む事実上の強制は厳に慎むべきだろう。あくまでも本人の納得済みの返納が原則だ。

 高齢社会になればなるほど重要になってくるのが幼児の交通安全教育だ。「三つ子(3歳の幼児)の魂百まで」(幼い時の性質は老年まで変わらない)という言葉があるように、幼いうちから交通ルールの大切さを心に刻ませておくことは、高齢時の免許返納への理解を促進する大きな力になるはずだ。

 「交通ルール」は、自分一人のためではなく、車に乗る人も乗らない人も、老いも若きも、便利な車社会で安全に暮らすためにみんなで守るべきものと幼児から理解していれば、年をとって肉体的衰えなどで交通ルールを守れなくなる自身の年齢的な“限界”をより意識させることにつながるだろう。

 ちょうど、小さな子どもに楽しみながら交通安全ルールの大切さを学ばせるのに最適なイベントが、3月31日まで東京・赤坂の赤坂サカスで開かれている。「ママサカス2018」内のブース「JA共済presentsママサカス教室~交通安全ラボ~」で、毎回大勢の親子連れでにぎわう人気ブースだ。

 小さな子どもが飽きないよう、ミュージカル形式で交通安全ルール(信号の意味、横断歩道の渡り方、左右注意の目視など)を教えたり、キャラクターと一緒に横断歩道を渡る“実習”を体験できたりする交通安全教室など、盛りだくさんの内容で、交通ルールの大切さをわかりやすく伝えている。

 そのほか、キャラクターの塗り絵や、交通安全お守り作りなど、手を動かしながら交通安全を学べる企画も実施。ブースには「平成29年度JA共済全国小・中学生交通安全ポスターコンクール」の優秀作品なども展示し、視覚面からも交通安全の重要性を認識させている。