まめ学

シニア世代はSNSをどの程度利用している? 最も利用者が多いのはLINE

 若者にとって無くてはならないツールとなった感のあるSNS。では、シニア世代はどれくらいSNSを利用しているのだろうか。旬な情報や話題のネタについてアンケートを行い、ニュースレター「HoNote通信」で発表しているマクロミル(東京)は、「シニア世代のSNS」についての調査を行った。Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4つのSNSについて、全国の60~79歳の男女1,000人に、使用目的や頻度を聞いている。

 まず、現在使用しているSNSを尋ねたところ、「LINE」は41.2%、「Facebook」は24.8%、「Twitter」は14.5%、「Instagram」は9.5%、「その他SNS」は1.8%の人に利用されており、いずれかのSNSを利用している割合は52.4%だった。シニア世代のおよそ2人に1人はSNSを利用しているようだ。main

 使用し始めた主なきっかけとして最も多かったのは、LINEユーザーが「家族に勧められて」(53.6%)、Facebook、Twitter、Instagramのユーザーはいずれも「友人・知人に勧められて」(28~43%)だった。

 では、シニア世代はどれくらいの頻度で “投稿(発信)”や“閲覧”を行っているのだろうか。“投稿(発信)”に関して「毎日」と答えた人は、LINEが34.4%であるのに対し、Facebook、Twitter、Instagramは12〜16%と、LINEの発信頻度が高いことがわかる。Facebook、Twitter、Instagramの投稿頻度で最も多かったのは「月に1日以下」の人で、「閲覧のみ」の人を含めておよそ半数の割合となった。sub4

 “閲覧”の頻度は、当然のことながらLINEは56.1%が「毎日」と答えているが、Facebook、Twitter、Instagramも4割以上の人が毎日行っており、シニア世代では“閲覧”をメインに楽しむ人が多いことがうかがえる。

 そこで、“投稿・閲覧型”のFacebook、Twitter、Instagramのユーザーに、「投稿」や「閲覧」をする理由を尋ねると次のような結果に。

 “投稿”の理由として、Facebookは「仲の良い友達とのコミュニケーション」(31.3%)、「仲の良い友達の近況を知りたい・伝えたい」(29%、23.3%)などが上位に挙がった。Twitterはさまざまな答えが10%台で並び、多様な利用がなされていそうだが、「暇つぶし」(17.4%)で投稿する人が比較的多いようだ。Instagramは、サービスの特性もあってか、「写真を投稿したい」が33.3%とトップで、2番目の「楽しい」(16.7%)も他2つのSNSにはない理由だった。 “閲覧”の理由について、Facebookは、「仲の良い友達の近況が知りたい」が36.3%と最多で、2番目以降とスコア差が大きいことからメインの理由と言えそう。Twitterは「ニュースや話題をチェックしたい」が29.7%で、トレンドチェックの目的が大きいようだ。Instagramは「写真を閲覧したい」が36.8%と圧倒的に多い結果で、投稿理由と同様に“写真”がメインの理由だった。

 若い年代では、SNSを友達作りに利用している人も多いようだが、シニア世代でもそういうケースはあるのだろうか。SNS利用者に「SNS上で知り合った人に実際に会った」経験を尋ねると、実際に会ったことが「ある」という人は11.1%、「ない」が88.9%だった。そうした友人・知人を今後作りたいかという問いには、「作りたい」はわずか5.2%と消極的で、「作りたくない」が53.2%と半数超えに。「どちらともいえない」41.6%という回答も多く見られた。

 シニア世代にもある程度、浸透しつつあるように見えるSNSだが、SNS上でのコミュニケーションそのものに対して心理的障壁があり、新たな人脈を築くほどにはSNS自体を信用していないことがうかがえる。シニア世代では、既存のコミュニティーに満足している人も多いということなのかもしれない。