まめ学

あなたが最も信頼できる組織は? 日本人の日本に対する信頼度調査

Stack of hands showing unity エデルマンの日本法人、エデルマン・ジャパン(東京)は、世界27 カ国3万3,000 人以上を対象に実施した第19回信頼度調査「2019 エデルマン・トラストバロメーター」(2019 Edelman Trust Barometer) の日本の調査結果を発表した。

 それによると、日本人の知識層と一般層における自国(政府、企業、メディア、NGO)に対する信頼度には、調査史上最大の格差があることが明らかになった(知識層:53%、一般層:37%)。この16ポイントの格差は、一般層がこれまでの調査同様に信頼度が低迷しているのに比べ、知識層においては大幅に上昇している事に起因しているという。

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 また、日本人の約6割が現在のリーダーに対する不信感を持っており(知識層:63%、一般層:60%)、また社会制度に対して不公平感を抱いている(知識層:64%、一般層:63%)のに対し、変化への欲求に関しては、知識層62%、一般層49%と差が見られた。これは、日本人の多くが現状に満足している一方で、医学部入試における女性差別や政治家のLGBT発言に対する抗議運動から、これまでの慣例に反対する動きも強まっていることを示唆している。将来への失望感においては、知識層21%、一般層33%とあまり高くはない。

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 この調査では、男女間においても信頼の格差が存在することが明らかになった。先進国の全回答者において、ドイツ12ポイント、アメリカ11ポイント、日本10ポイントと、男女間の信頼度には2桁もの差がある。日本では男性よりも女性の方が、自国への信頼度が低かった。

 一方、昨今の不安定な世界情勢の中、比較的安定している日本のイメージは、ラグビーワールドカップや東京五輪の影響があるのか、調査対象の各国において飛躍的な向上を見せている。日本企業に対する信頼度は、中国では22ポイント、ロシアでは20ポイントもの大幅な上昇となった。そうした中で、「自分と家族の経済的な見通しについて、5年後の状況が良くなっている」と答えた日本人回答者は、知識層38%、一般層16%となるなど依然として低く、調査対象国の中でも最も悲観的であることが明らかになった。

 日本の全回答者における組織や機関に対する信頼度は、企業44%、政府39%、NGO38%、メディア35%となったが、「自分の勤務先」に対する信頼度は59%と高く、自分が働いている会社を最も信頼しているという結果となった。