フォーブスの2019年版「日本長者番付」が発表され、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を傘下に持つファーストリテイリングの創業者、柳井正氏が、2016年以来で首位に返り咲いた。氏と家族の資産は、総額約249億ドルだった。
柳井氏の積極的な事業拡大で、同社は現在衣料小売りで世界第3位となっている。ソフトバンクの孫正義は、昨年の首位から2位へ。もっとも、ソフトバンクの株価は上昇しており、孫氏の保有資産も前年から21億ドル増加、240億ドルとなっている。前年より資産を増やしたもう一人は、キーエンスの創業者、滝崎武光氏。保有資産は10億ドル増えて186億ドルとなり、前回の4位から1ランク順位を上げた。
長者番付に名を連ねた50人のうち31人が、前年より資産を減らしたという。もっともリストに名前が挙がった50人が保有する資産の総額は、3月22日時点で総額1780億ドル(約19兆7800億円)だった。
日本長者番付トップ10
1) 柳井 正:249億ドル
2) 孫 正義:240億ドル
3) 滝崎武光:186億ドル
4) 佐治信忠:108億ドル
5) 三木谷浩史:60億ドル
6) 重田康光:54億ドル
7) 高原豪久:52億ドル
8) 森 章:47億ドル
9) 永守重信:45億ドル
10) 毒島秀行:44億5000万ドル