まめ学

パリのカフェも次第に 禁煙の波に抗えず

Forbidden area zone

 パリのカフェで、エスプレッソを飲みながら一服。絵になる風景だが、喫煙が健康に及ぼす影響まで“絵”にはならないわけで、喫煙大国のイメージが強かったフランスでも、たばこを嫌う人が増えてきている。喫煙者にとっては“最後の楽園”だったカフェのテラス席でさえ、禁煙にするところが増えているようだ。

 パリ案内で知られるサイト、「PARISECRET」によると、非喫煙者の権利団体OpinionWayの調査では、公の場所で禁煙の範囲を拡大することに73%のフランス人が賛成している。もちろん、この公の場所には、カフェのテラス席も含まれている。

 フランスでは2008年から駅や空港、飲食店、会社なども含め、屋内での喫煙が法律で禁止されている。だがこの法律、日常生活の場では屋外で喫煙する人の姿を激増させた。休憩のたびにオフィスから出て建物の前で一服、地下鉄の改札を出ると階段を上りながら一服、目的地に着く前にと、道を歩きながら一服、そして分煙されたカフェのテラス席は、“のんびり一服”の残された数少ない楽園だった。

 だが、分煙されていても煙は流れてくるし、歩きタバコの危険を指摘する人が多いのは日本と同じ。今年6月から、パリの52の公園・緑地も禁煙になった。南仏ニースの浜辺などは、2012年からすでに禁煙になっており、この流れは加速しそうだ。