天気や気温など周りの気象環境によって、ガラス内の結晶が変化する「ストームグラス」。19世紀のヨーロッパで航海に使われた“気象予報計”だ。全く同じ結晶ができることはないため、どんな結晶が現れるのかついつい見てしまう、現代ではユニークなインテリアオブジェになっている。その新作が茶谷産業(大阪市)から発売された。
複数の化学薬品をアルコールに溶かしてガラス容器に詰めたもので、天候によって結晶の様子が変化するといわれている。英国海軍のロバート・フィッツロイ提督が、この装置を詳細に研究したことから、別名「フィッツロイの気象計」とも呼ばれているのだそうだ。もっとも、気象状況と液体内部の結晶化の関連性については、科学的には解明できていないという。
日々のちょっとした変化を楽しめるインテリア。寒い時期や天気が荒れやすい時期に大きな結晶を見せてくれるのが特徴で、冬の訪れを感じさせてくれる。クリスマスのギフトにも最適だ。