まめ学

2人に1人は「夫に育休取ってほしくない」!? 「取るだけ」育休の実態調査

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 育休取得中の小泉進次郎環境大臣が国会答弁で「取ってよかった」とその意義を発言したが、世の中のママたちは自分の夫が育休を取ることに対してあまり期待していない!? ママ向けアプリ「ママリ」を提供しているコネヒト(東京)が、夫が育休を取得した508人のママから回答を得た「パパ・ママの育児への向き合い方と負担感と孤立感についての調査」。育児休暇に関する回答を分析すると、こんな実態が垣間見えた。それではもったいない! 対策は!?

 調査は、昨年10月に「ママリ」のユーザーで、子どもが1人以上いるママ3,992人に実施し、そのうち夫が育休を取得した人からの508人から有効回答を得た。

 508人に育休を取得した男性の1日あたり家事・育児時間を聞いたところ、「1時間以下」(17.7%)と「1時間超2時間以下」(14.6%)で、「2時間以下」の合計が32.3%。「育休を取得した男性の約3人に1人が1日あたりの家事育児時間が2時間以下」という実態が明らかになった。

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 このような夫の「取るだけ」育休に対しては、自由回答で、「指示待ちではなく主体的に動いてくれれば満足度が上がったと思う」「育休を取っても家でだらだら。結局家のことは私がやっていた。体力も完全に戻っていなかったので、もっと家事をやってほしかった」「今まで家事をほとんどしてきていない人なので、家事の優先順位がつけられなかったり細かなところにこだわりすぎて他が疎かになるなどスキルが足りていなかった」「ただ子どもを見てるだけではだめで、妻は今の月齢だと目で追うからとか、気にしてあやしたり遊んであげてると思うから、ちゃんとそういうのを夫も勉強してほしい」などの声が寄せられた。

 一方、育休をうまく活用し育休の質を高められると、夫婦の幸福度が高まることも分かった。育休の質と孤立感の相関関係を分析したところ、「夫(パートナー)の育休にとても満足している」人の中では育児における孤立感を「まったく感じない」(35.4%)、「あまり感じない」(39.0%)人の合計が74.4%だった(母数164人、小数点以下四捨五入)。

 コネヒトでは、育休の満足理由や不満理由についての自由記述を、類似した要素で分類集計することで、育休の質を高める育休の過ごし方7つの法則があると分析。具体的には、「量的に担当する」「必要なスキルを習得する」「精神的に支える」「主体的な姿勢で取り組む」「休息をとらせる」「十分な期間取得する」「家族との時間を楽しむ」の7つを押さえた形で育休を過ごすことで、育休の質が高まるとしている。

 また、そのためには、「ママの心身を理解する」「パパのメリットを理解する」「家事育児タスクを理解する」「育休の過ごし方7つの法則を確認する」「夫婦で話し合う」というポイントを押さえた形で育休準備を進めることを提唱している。コネヒトでは、調査結果をもとに「取るだけ」育休への対策をまとめた育休冊子を制作、全国の自治体での配布を目指すという。

出典元:【男性の「とるだけ育休」を防ぐための提言(「変えよう、ママリと」)】