まめ学

過重労働への葛藤、そして魅力 医師の8割「仕事が好き」

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 体調が悪い時、治療や薬はもちろんだが、医師の一言に救われる人は多い。信頼できる医師の言葉は、薬そのものだ。新型コロナウイルスの感染拡大で、前線で活躍する医師たちを見るにつけ、彼らの存在の大きさを実感する。大変な労働環境がたびたび議論されているが、それでも医師たちの8割は「仕事が好き」であることが、メディウェル(札幌市)による意識調査(有効回答数263人)で分かった。

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 医師の時間外労働の上限は、過労死ラインといわれる年960時間をはるかに超えた1,860時間。激務や心的負担に、医師の多くが葛藤を抱えているのは想像に難くない。だがアンケートの結果、「命を救う、社会貢献度の高い仕事だから」という理由で医師という職業を選んだ人が多く、82.5%が「仕事が好き」と回答。一方で、58.6%が「医師を辞めたい」と思った経験があり、「医師として働くこと」に77.6%の人が葛藤を抱えていることが分かった。具体的には「患者の体調の具合を気にする前に、医師である自分の体調に気を付けなければいけないくらい忙しい」「何年医師をしていても自分の理想の医師になれていない」「努力しても救えない患者がいる」「より良い医療を提供しようとしても経済的な問題から十分に提供できない」などだ。