7月1日から、全国でプラスチック製のレジ袋の有料化がスタートした。そうした中、スーパーで買い物をする人の88%がエコバッグを持っていくと回答(2019年12月 花王調べ)。ただ、エコバッグは、食品を入れることが多く、衛生的にしておきたいにもかかわらず汚れやすい。そこで、花王はエコバッグを清潔に保つためのお手入れ方法を、花王 生活者研究センター「くらしの研究」サイトで紹介している。
◎簡単なお手入れなら、拭くだけでもOK
お手入れ方法
1.エコバッグの外側・内側ともに、食卓用清潔クロスや、食卓用清潔スプレーを吹き付けたペーパー類で全体を拭く。
2.湿り気が残らないように、ハンガーなどに掛けて乾かしたり、乾いたペーパー類で拭き取ったりする。
◎ “洗える”表示のあるエコバッグの洗い方
初めに、エコバッグの取り扱い表示を見て、洗えるかどうかを確認。取り扱い表示がない場合でも、商品のタグや販売店(通販サイト等)で「洗える」と記載があれば洗濯はOKとなる。
反対に、「家庭で洗えない」マークが付いている場合や、洗える記載がなかったり、洗えるかどうか分からなかったりする場合は、洗濯はせずに、汚れた部分だけをお手入れしたい。
「家庭で洗える」場合は、取り扱い表示などに従い、洗濯機で洗うか手洗いする。濃い色のエコバッグを洗う前には、あらかじめ色落ちチェックをしておくと安心。洗濯用洗剤の原液を目立たないところに付け、5分後に白い布で押さえて色が付くようなら単独で洗濯する。
◎洗濯機で洗う場合
他の洗濯物と絡んだり、引っかかったりしないように、洗濯ネットに入れて洗う。
◎手洗いの場合
1.洗い桶や洗面ボウルに30℃以下の水を張り、洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤や、おしゃれ着用洗剤を溶かして洗濯液をつくる。
2.やさしく押し洗いするために、エコバッグを沈めたり浮かせたりを20~30回繰り返す。
3.きれいな水に入れ替え、押し洗いの要領ですすぐ。
4.洗濯機で軽く脱水。シワや素材が傷むことを避けるため、短め(1分以内)に脱水する。
◎中までしっかり乾燥させる干し方
脱水後は放置せず、すぐに干して完全に乾かす。濡れたままでは、他のものに色移りする可能性がある。
干す前にエコバッグを裏返し、全体を振りさばいた後、両手で挟むように軽くたたいてシワを伸ばして形を整える。ピンチハンガーなどを使い、中に空気が通るように干す。
◎“洗えない”エコバッグの部分お手入れの手順
お手入れ方法
1.水で湿らせた布で汚れている部分を拭く。
2.取れない場合は、少量の洗濯用洗剤の原液を布に付けて、汚れている部分をたたく。
3.水を含ませたきれいな布でその部分をたたき、洗剤と汚れを移し取る。
4.最後に乾いた布やペーパー類で水分を吸い取る。