まめ学

経験・スキルよりも給与・待遇 ウィズコロナ時代の転職意識

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 ウィズコロナ時代となり、転職市場の先行きに厳しさを感じる人が増える中、転職先選びの基準にも影響が出ているようだ。日経HR(東京)が7月下旬から8月上旬にかけて行った「ウィズコロナ時代の転職」に関する意識調査では、転職先を選ぶ基準について8割が「給与・待遇」を重視し、「自分の経験やスキル・資格が生かせる」を選んだ人は4割だった。

 調査は「日経キャリアNET」会員にウェブサイトを通して行い、735人から回答を得た。まず、コロナ禍を経験して転職意向について変化があったかを聞いたところ、「非常に高まった」(35%)と「少し高まった」(22%)を合わせ、約6割が転職に前向きになっていた。理由は、「現在の会社や業界の将来への不安」「自社のコロナ対応への不満」「柔軟な働き方をしたい」などだった。転職意欲が変わらない人は36%。低下した人は1割に満たなかったが、理由には「転職希望の職種数が減ると予想されるため」、「求人が少なくなって、いい条件で転職するのは難しいと思うから」などが寄せられた。

 

 転職市場の先行きについては「非常に厳しくなる」が44%、「やや厳しくなる」が33%と、8割近くが先行きは厳しくなると見ていた。転職先を選ぶ基準を3つまでの複数回答で尋ねたところ、「給与・待遇」(80%)がダントツでトップに。以下、「働きやすい制度(リモートワーク・在宅勤務など)」(44%)、「仕事内容」(41%)、「自分の経験やスキル・資格が生かせる」(40%)と続いた。

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 コロナ禍を経験して働き方を変えたいと考えるようになったかについては、「非常にそう思う」(50%)、「少しそう思う」(24%)と、4人中3人がこれまでの働き方を変えたいと考えていた。理由は「オフィス勤務が必ずしも必要でないことが分かった」や「家族との時間の大切さを実感した」など。今後、挑戦してみたい働き方を3つまで選んでもらったところ、上位3位は「在宅勤務・リモートワーク」(52%)、「副業」(39%)、「(他社で)副業」(35%)だった。場所にとらわれないワークライフバランスを重視した働き方や、在宅勤務を継続しながら余った時間を副業に使うような働き方に関心が高まっているようだ。