まめ学

“鬼滅旋風”が名付けにも影響? レトロネームが増加傾向

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 新型コロナウイルスの影響により、自治体が今年の5~7月に受理した妊娠届の数が前年度同期と比較して11.4%のマイナスとなった。出生率が大きく減少した要因として、雇用や育児の面から将来への不安を持つ人が増えているのかもしれない。コロナに関する暗い話題が続く中、週刊少年ジャンプで連載されていた『鬼滅の刃』は、逆境をも跳ね返すような大ヒットを記録している。10月16日に公開されたばかりの『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が11月4日現在で興行収入歴代10位になるなど、その躍進はとどまるところを知らない。

 そんな中、ベビーカレンダー(東京)が発表した「2020年 赤ちゃんの名前ランキング」によると、2020年に生まれた約16万人の赤ちゃんの名前にも鬼滅の刃の影響か、レトロな名前が上位にランクインしていることが分かった。

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 第二回『鬼滅の刃』キャラクター人気投票で主人公・炭治郎を追い抜き、2位に輝いたキャラクター「冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)」と同じ「義勇」は前年度の0人に対し、今年は4人。彼の使う技名「凪」も、去年の93位から大きくランクアップした24位に。2019年に放送されたドラマ『凪のお暇』の影響もあるかもしれない。また、強力な“柱”の一人である女性キャラクター「甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)」と同じ読みの名前の女の子は、去年の0人に対して今年は7人に。さらに、「葵(あおい)」「詩(うた)」「琴葉(ことは)」などもトップ20にランクインしており、今後も“鬼滅ネーム”が増加する可能性が高い。

 全体的な傾向として、男女とも古風かつ日本的なイメージの漢字を使った名前が多い。男の子の名前ランキングのトップ3は「蓮」「蒼」「陽翔」。女の子は「陽葵」「紬」「凛」。近年では海外でも通じる呼びやすいものなど、グローバルな印象の名前が並んでいた。

 いかなる困難な状況でも「鬼」にならず、「人」として良く生きるように…これからのウィズコロナの時代、明るい未来と健やかな成長を願う親心がうかがえる結果かもしれない。