まめ学

オンライン就活はどこまでなら? 多くの学生が早い段階なら許容

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 2度目の緊急事態宣言の発令によって、再び企業はテレワーク化を進めているようだが、当然のことながら就活戦線にもその影響は及びそうだ。昨年来、増加しているのがオンライン面接や説明会。さまざまな意見はありながらも、今シーズンもこれらが増えて行くのは間違いないだろう。そうした中で、こうしたオンライン就活について、学生たちはどう考えているのか?

 文化放送キャリアパートナーズ(東京)が2022年卒業予定の学生382人を対象とした「2022年卒ブンナビ学生調査(2020年12月1日~15日に実施)」によると、「エントリーシートを提出したことがある」学生は前年同期比11.7ポイント増の38.1%、「面接に参加したことがある」学生が同6.2ポイント増の27.0%増となり、コロナ禍が収まらない中で早く動いていることがわかった。「本選考に参加したことがない」人は、前年より11.6ポイント減の42.1%となっている。

 ちなみに、「現段階で内定を貰った」人は同1.5ポイント増の5.8%、「内定を辞退したことがある」人も同1.0ポイント減の0.5%いた。

 一方、学生に「採用でオンライン化を許容する部分」について聞くと(複数回答可)、「説明会」82.8%、「インターンシップ選考」77.5% 、 「座談会・面談(非選考)」70.6% 、「インターンシップ」 58.5% 、「一次面接」56.6% 、「グループワーク・グループディスカッション」37.6%、「二次以降~最終面接前」32.3% 、 「最終面接」19.3% となっており、選考が進むにつれて、リアルな選考を求める傾向が強い。「あらゆる段階でオンライン化は許容しない」とする学生はわずか1.9%だった。

 オンライン化が望ましいと思うのは、説明会やインターンシップなど。回答者の中から「説明会は興味がまだない企業も聞くため、自宅で気軽に聴きたい」、「交通費の削減や、連続して別企業の予定を入れられる」、「インターンシップ選考や一次面接の段階ではあまり確実性もないので、落ちるのであればあまり時間を無駄にしたくない」などの声が聞かれ、早い段階ではオンラインのメリットを感じている様子。これに関連した質問として「来場型とオンライン型で、ドタキャン時の意識の差はあるか」と聞くと、5人に1人 がオンライン型へのドタキャンに罪悪感がないと答えていた。

 就活のオンライン化について肯定的な学生が多い中で、採用フローでオンライン化しない企業について「好ましくない」と答えた人は半分強。その理由としては、時代に取り残されている、ブラック企業に感じる、企業の将来性を疑う──等々、就活のオンライン化に消極的な企業にとって、考えさせられるような回答が寄せられた。

 何でも時流に乗れば良いという訳ではないが、学生の関心を引き付けるためには、企業は採用活動でオンライン化を取り入れる必要がありそうだ。