まめ学

コロナ禍でお医者さんが疲弊している! 医療関係者にアンケート調査を実施

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 新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まる気配がない中、医療崩壊が心配されている。緊急事態宣言が発令された後も日々の感染者数が増加、最前線で働く医療関係者はどのような思いで治療にあたっているのだろう。そうした実態を探るために、eヘルスケア(東京)では、自社の協力医師会員を対象に、新型コロナウイルス感染症に関するアンケート調査を継続的に実施。7回目の結果を明らかにした。アンケートは感染者が急増した昨年12月下旬に行い、同3月に実施した第1回の調査の参加者816人を対象とし、そのうち541人が回答した。

医療スタッフは足りているか

 調査の結果、ニュースで言われているような人員不足を、検査・治療を実施する医療機関の過半数が実感しており、スタッフが足りない分、個々の負担が大きくなるため、疲弊度(「疲弊が高まっている」「やや高まっている」の合計)は8割近くに達している。「疲弊が高まっている」との回答に絞ると58%で、これは過去最高。前回の緊急事態宣言下の4月に実施した際の54%を上回り、より深刻な状態になってきたことを調査結果は浮き彫りにしている。疲弊の原因は治療だけではなく、医療スタッフが行う業務が増えているため、「清掃」「危機の消毒」「検温」から「電話対応」「対策会議」まで幅広い業務をこなしているのだ。

医療スタッフの疲弊度

 そうした中で、医師としての考えや立場について「早期リタイア」や「勤務医を辞めたい」に変化している医師が増えている。これだけ激務が続く中にあって、収入が「減った」人が過半数となり、診療所や小規模病院に限定するとその割合は約7割。多忙となりながら、収入が減るのであれば、辞めたいと思う人が増えても不思議ではない。

 一方、新型コロナウイルス感染症の疑い患者の診察状況には、直近1カ月間に診察した医師の割合は、感染第1波の昨年4月が41%だったのに対し、第3波の同12月は50%と半数に達した。