まめ学

マスクシンドローム 体調の変化に対策を

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 この一年で習慣化したマスク。感染防止策として基礎的で一番簡単な方法の一つとして定着している。もっとも、「息苦しい」というほかにも、「表情筋を使わない」「口呼吸になっている」など、3人に1人がコロナ前と比べて様々な変化を自覚していることが、マスク着用の習慣化における体の不調・変化に関する調査(ロッテ・東京)で分かった。

 20~60代の男女400名と、20~40代で、4歳から小学生以下の子どもを持つ男女200人を対象にした調査。多くの人が感じている症状は「頭がぼーっとして、物事に集中しづらくなった」(50%)、「肌荒れするようになった」(44%)、「喉が乾燥するようになった、咳が増えた」(40%)など。また、「自分の表情を気にしなくなった」「口呼吸になっている」と感じている人はともに4割にのぼった。

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 一方子どもたちに関しては、半数以上が一日6時間以上マスクを着用していた。内科医で口呼吸問題に詳しいみらいクリニックの今井 一彰院長 は、肌荒れや口臭など自覚しやすいものから、集中力の低下やうつ病など意識するのが難しいものまで様々な症状があるとして、これらを「マスクシンドローム」と総称。「いまの子どもはこれまでの子どもと比べてマスクの着用時間がとても長い“マスクネイティブ世代”と言える。このまま何も対策をせずにマスク生活を続けてしまうと、歯並びの悪化や表情筋の衰えなどが原因で、子どもの将来の“見た目”にも大きく影響する可能性がある」としている。

 対策としては、こまめな水分補給やマスクの脱着を心がけること、噛むこと、舌を回す運動、マスクが汚れないよう、口を「い」と「う」の形に大きく動かす運動もおススメだという。

今井 一彰(いまい かずあき)
今井 一彰(いまい かずあき)