まめ学

「子どもの教育に悪い番組」 自分の経験からか放送しても良いと思う人が多数派に

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 「こんな番組は見てはいけません!」──ずいぶん前からアニメやバラエティ番組の中には、「子どもの教育に悪い」とやり玉に挙げられるテレビ番組が少なくなかった。かつては日本PTA全国協議会が行っていた調査の中で「子どもに見せたくない番組」というコーナーが注目されていたほど。数年前にこのコーナーは無くなったものの、今でも内容が不適切であるとネット上で「炎上」する番組がある。

 最近では、鬼滅の刃のアニメ新シリーズが「遊郭編」であることが発表された途端、子どもへの悪影響を心配する声あったようだ。超人気シリーズだけに、世間の反応は敏感なのかもしれない。これに限らず、大人が「ダメ出し」する番組ほど子供たちの人気が高いという皮肉なケースが多い。そうした中で日本トレンドリサーチ(NEXER・東京)は、全国の男女2,300人を対象に「どもの教育に悪いテレビ番組」についてアンケートを実施。「子どもの教育に悪いテレビ番組」があると思う人が3人に2人いることがわかった。

 具体的には、意地悪ないじり、暴力的要素が強い、ドッキリ系、セクシーシーンなど内容のどぎついものアニメ、食べ物を粗末にする──などの番組内容が挙げられており、53.9%の人がこれらを「放送すべきではない」と回答していた。回答者を子どもの有無でみると、実際に子どもがいる人は否定的な意見が多い。 

   そうした大人たちだが、自分の子ども時代はどうだったかというと、「教育に悪い」と思われていた番組を見た経験があるのは55.5%。自分にそうした経験がある人ほど、今のそうした番組について「放送してもよい」と思う傾向があるようだ。 

   「教育に悪い番組」を見たことが「ある」人に、自身の成長や人格形成などに、悪い影響があったと思うか聞くと、66.2%の人が「あったとは思わない」と回答している。また、子ども時代に「教育に悪い番組」を見たことを後悔していない人は72.1%と多数を占めた。そう言えば、昔に比べると「子どもの教育に悪い番組」と騒がれることが少なくなった気がするが、それは昔に比べて過激な番組が減ったためか、それとも、許容度が高くなったためなのか