まめ学

1年間に捨てるバゲットは9本! フランスのフードロス問題

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 もちろん食品ロスはバゲットに限らないが、フランスの食べ物としては象徴的なバゲットに的を絞った数字で話題になっている。フランスでは、一人当たり年間9本のバゲットを捨てている計算になる、という調査結果を、食品ロスをなくすためのアプリ、「Too Good To Go」がはじき出した。

 RMCなどフランスメディアが伝えたところによると、毎年捨てられたり、家畜の飼料に流用されたりしているバゲットは合計約15万トン。作られているバゲット全体量の10%にあたり、食品全体の廃棄量に占める割合も13%とかなり高い。バゲット1本を作るための環境への負荷も計算されており、土地4平米、二酸化炭素(CO2)排出量140g、お風呂一杯分(約150リットル)の水が必要で、結果としてこれらもすべて無駄にしている計算だ。フランス人の95%はバゲットを食べているとされ、同アプリはこの無駄をなくすため、店で廃棄される前のパンやお菓子をまとめて消費者とつなぐ役目を果たしている。

 もっとも、1本買ったバゲットを1回の食事で食べきれなかったとき、硬くなってしまったパンをどう“料理”しよう、と悩んだ経験は日本人でもあるはず。そこでこのアプリは、硬いパンをパン粉やクルトンにしたり、牛乳や卵につけて焼くパン・ペルデュ、パンプディングなどで再生させるレシピの提案もしている。