まめ学

お医者さんが一人前になるのに何年かかる? 医師1,740人にアンケート調査を実施

医師にとって「一人前」とは?医師1,740名へのアンケート結果より
医師にとって「一人前」とは?医師1,740名へのアンケート結果より

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、医師は社会的な使命度の高い職業であることが改めて認識された。医師になるには6年制の大学を卒業した上で、国家試験に合格しなければならないほか、その後も2年間の初期研修のほか、研さんを積んでようやく治療の現場で活躍できるようになる。人命を預かる職業であるため、それが当然と言えば当然なのだが、知識の取得をはじめ大変な労力と長い時間を費やしてなれる訳だ。

 それでは、一人前と言われる医師とはどのような医師なのだろう。メディウェル(札幌市)が医師1,740人に実施した「医師の一人前」に関するアンケート調査によると、10~15年はキャリアを積まないと一人前とは言えないようだ。

 アンケートでは、20代の9割近く、30代の6割が「まだ一人前になっていない」と回答。40代以降は、どの世代も医師になってから10~15年が「一人前になった」と感じた人が最も多い。中には、60代、70代の医師でも「まだ一人前になっていない」と回答した医師がいることに驚く。それだけ、終わりがなく奥が深い職業なのかもしれない。診療科別にみると、外科系領域と産科が、一人前になるのに時間を要したと考える医師が多い傾向があった。

 一方、一人前になるために最も重要度が高い項目を聞くと、「知識・臨床スキルの習得」が最も多く、「症例数」、「患者とのコミュニケーション能力」、「他の医師や医療従事者とのコミュニケーション能力」なども重視されていた。