社会

テレワークで漏えい増加 中央省庁などで12万件以上

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 コロナ禍でテレワークの機会が増え、仕事に個人端末を使ってしまった、という人は少なくない。だがこれがセキュリティの危機を増大させる一因になっている。法人向けクラウドメールセキュリティとサイバーセキュリティサービスを提供しているソースポッド(東京)が、中央省庁・外郭団体所有のドメインアカウント情報の漏えい調査を行ったところ、2020年のテレワークが増加した時期には、過去2番目に多い漏えい件数が確認された。

 2008年7月から2021年5月末までを対象にした調査で、中央省庁32団体で計1万7千件以上、外郭団体で10万6千件以上、合計12万件以上のアカウントが漏えいしていた。特に新型コロナウイルスの影響でテレワークが開始された2020年には、中央省庁だけで年間漏えい件数が過去2番目の被害規模となる1,635件を確認。今年に入ってもアカウント漏えいの勢いは衰えず、5月末時点で1,336件が確認されているという。

 最大の原因は、やはりテレワーク実施時の個人端末の利用、外部クラウドサービスやインターネット回線を通じたやり取りの影響で、従来のセキュリティレベルより機密性が低下していたことにあると推測されている。