まめ学

DXとデジタル化の違いってわかる? 役職が下がるほど認知度は低くなる傾向

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 近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく耳にすると思う。DXとはDigital Transformationの略語。これを直訳すると、「デジタルによる変容」となり、デジタル技術を用いることで生活やビジネスが変わって行くことを指す言葉だ。一方で、デジタル化という言葉もよく使われる。こちらは、ITの進化によってヒト・モノ・コトの情報が繋がり、それによって新たなサービスやビジネスモデルが構築できることを指す。以上から、デジタル化というのはDXを実現するための手段と言え、2つの言葉は似ているようで意味が異なるが、違いが分かる人はどれくらいいるだろうか?

 このほど、ドリーム・アーツ(東京)は、ビジネスの最前線にいる従業員数1,000人以上の大企業の経営層および役職者1,000人を対象に、DXとデジタル化の取り組みに関する調査を実施。そこでは、DXに取り組む企業が6割近くに達したものの、DXとデジタル化の違いについて4人に3人が「説明できない」ことがわかった。

 自分が働く企業のDXの取り組みについて、約3割は状況がわからないと回答。また、自社の経営層が「本気でDXが重要」と認識している人は約5割となった。ただ、DXの方針が上層部から出ていると答えた中間管理職はわずか3割に過ぎず、職位が下がれば下がるほど方針が伝わっていない傾向が読み取れる。実際、説明できない人の割合は役員クラスが61%なのに対し、中間管理職では80%。現場では「DXって言葉は知っているけど何のこと?」──といった状況で、DXの音頭を取っている企業トップにしてみると、不安を感じざるを得ない状況となっているようだ。