まめ学

歯周病予防の歯間ブラシは使う順番も大切 デンタルプロと日本歯科大のグループが共同研究

歯周病予防の歯間ブラシは使う順番も大切 デンタルプロと日本歯科大のグループが共同研究 画像1
デンタルプロ 「PLI変化率」

 

 歯間ブラシは歯ブラシの前に使って―。デンタルプロ(大阪府八尾市)と日本歯科大学新潟の研究グループは、歯間ブラシと歯ブラシはどちらが先に使用した方がプラークコントロールに対して有効かについて実験を行い、第63回春季日本歯周病学会学術大会で結果を発表した。

 歯周病予防や治療のためにプラークコントロールは重要だ。歯周病のリスクが高い歯間部の清掃用具の一つに歯間ブラシがあるが、一般的に歯ブラシの使用後に歯間ブラシを使う人が多いことから、実験を行うことにしたという。

 実験は、日常的に歯ブラシと歯間ブラシを使用している、大学病院のSPT(歯周病安定期治療)患者と大学の教職員の男女9人に対して実施した。歯ブラシの後、歯間ブラシを使用して1回目の測定を行い、1~3カ月後に歯間ブラシの後、歯ブラシを使用して2回目を測定したA群と、その逆の使用順で行うB群に分け、それぞれ口腔清掃前後でプラーク除去の状態について比較した。対象者の平均年齢は44・4歳。

 その結果、プラーク除去の変化率は、歯間ブラシを最初に使った場合、平均で69・9%、歯ブラシを最初に使った場合が55・3%で、歯間ブラシを最初に使った方が、プラークが除去された割合は高かった。

 デンタルプロによると、一般的に歯間部は、歯ブラシだけでは約60%しかプラークを除去することができず、歯ブラシとデンタルフロスの併用で約86%、歯ブラシと歯間ブラシの併用で約95%までプラーク除去効果が向上するという。