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「世界で最も持続可能な企業」100社 日本からは積水化学など3社が選出

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 カナダの金融情報誌「コーポレート・ナイツ」はこのほど、世界で最も持続可能な企業100社をまとめた報告書の最新版(2022年版)を発表した。

 今年1位を獲得したのは、デンマークの風力発電機の設計、製造、販売会社であるべスタス・ウィンド・システムズ。前年の21位からの急上昇だ。

 CEOのヘンリック・アンダーセンは「我々の対応策で、べスタスは毎年何百万トンものカーボン排出を避けながら、グローバルなエネルギーシステムを支えている」と語った。

 2位はデンマークのバイオテクノロジー企業、クリスチャン・ハンセン。3位は3Dデザイン、エンジニアリング、エンターテインメントソフトウェアを手掛ける米国のオートデスクだった。それぞれ前年の24位、43位から上昇した。
 前年首位だったフランスのシュナイダーエレクトリックは4位に後退。

 日本からは積水化学の22位(前年51位)が最高位。ほかにランクインした日本勢は、32位のエーザイ(同16位)と53位(同41位)のコニカミノルタだった。

 日本勢のランク入りは3社にとどまり、中国の4社――太陽光発電グラス製造の信義光能控股(42位)、太陽光発電モジュールメーカーであるLONGIグリーンエナジーテクノロジー(47位)、パーソナルコンピューター製造のレノボ(87位)、リチウムイオン電池製造で知られるビーワイディー(100位)――に後れをとった。

 選出された100社には、米国から24社、カナダから13社、フランスから8社、ドイツから6社、デンマークと英国からはそれぞれ5社が入っている。

 多くの有名企業が「危険な活動」によってランクから除外された。例えば、エアバス、ロールス・ロイス、ボーイングは武器製造によって、また障害となるような気候政策によってフォード・モーター、ダイムラー、シェブロン、エア・フランスが外された。

 コーポレート・ナイツは、サステイナブルな取り組みが企業により一層の利益をもたらす結果となっているという。例えば、同社のランク100位内企業は環境に配慮した製品・サービスから収益の47%を稼いでいるのに対し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)の構成企業は30%にすぎないという。

 今年で18年目となる同報告書の作成にあたっては、財務報告書や持続可能性報告書などの情報が分析された。調査対象は、年間売上高が10億米ドル(約1,140億円)以上で健全な財務状況にある世界の約7,000社。