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新卒時代のテレアポ業務は「大変だったが仕事に役立った」 レブコムの調査で 経験者の64.5%が「現在の仕事に活きている」

新卒時代のテレアポ業務は「大変だったが仕事に役立った」 レブコムが経験者に調査、「断られて当たり前」と助言 画像1
RevComm 「テレアポは現在の仕事に活きているか」

 

 新卒の新入社員が営業活動を始める季節になった。オンライン関連のソフトウエア開発などを手掛けるRevComm(レブコム、東京都渋谷区)は、電話でアポイントを取る営業手法「テレアポ」について、経験者に聞く「新卒時のテレアポ実態調査」を実施。「大変だったが、現在の仕事に活(い)きている」などという調査結果を公表した。

 調査は4月6、7日に、新卒時代にテレアポ業務を行っていた20~30代の会社員316人にインターネットで聞いた。

 「テレアポ業務を振り返って大変だったと思うか」を聞いたところ「非常にそう思う」(69.0%)、「ややそう思う」(23.7%)と経験者の92.7%が「大変だった」と回答。「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人(293人)に理由を尋ねると「なかなか成果につながらなかったから」(59.0%)、「モチベーションの維持が難しかったから」(49.5%)などが挙がった。自由回答の中には「緊張して相手の言葉もうまく聞き取れなかった」「対人ではないコミュニケーションが難しく感じた」という声があった。

 316人に「テレアポ業務を意欲的に取り組んでいたか」を尋ねると、「かなり意欲的」「やや意欲的」を合わせて53.1%が前向きだった一方、「あまり意欲的ではなかった」(32.3%)「全く意欲的ではなかった」(14.6%)という人も多かった。

 モチベーションの維持方法については、さまざまな経験談が寄せられた。「断られて当たり前だと割り切る」「小さな目標を立てる」「飲み会や趣味など、仕事の時間外にストレス発散を行う」「同僚にライバルを見つける」など。

 テレアポの経験がその後の仕事に与えた影響は64.5%が「現在の仕事に活きている」と実感。具体的には「精神的なタフさ」「ビジネスマナー」「会話の中の切り返し力」などが挙がった。

 調査結果についてレブコムは「新卒時代のテレアポ業務が、将来の仕事に対して価値が高いことがわかった。トップ営業の話し方の分析などでノウハウを構築し、新卒社員でも効率の良いテレアポ業務を行えるようになるのでは」としている。