まめ学

日本の政治に関する高校生の意識調査 政策で最も興味があるのは?

イメージ
イメージ

 成年年齢がこの4月から18歳に引き下げられたが、その前にひと足先に18歳に引き下げられていたのが選挙権──選挙の投票日に18歳の誕生日を迎えていれば、高校生でも立派な有権者だ。

 そうした中で、高校生は日本の政治に対してどれくらい興味を持っているのだろう? このほどLINEでは、日本全国の高校生998人を対象に、高校生の政治への興味や、興味を持ったきっかけなどについて調査を実施。調査は3月16日~3月17日に行った。

 まず、政策・政治家・選挙などについて、高校生がどれくらい興味を持っているのか探ったところ、「興味がある」(23%)、「どちらかといえば興味がある」(41%)と全体の6割以上が日本の政治に興味を持っていることがわかった。男女別では、「興味がある」は男子高校生のほうが女子よりやや多く、「興味がない」は女子高校生が男子よりやや多かった。

 「興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した高校生に、興味を持ったきっかけについて聞くと、最も多かったのは「テレビ」で約6割。以下「学校の授業」、「ニュース系サービスのサイトやアプリ(Yahoo!ニュース、スマートニュースなど)」、「Twitter」、「選挙(選挙チラシや街頭演説含む)」と続いた。高校生にとって、政治についてはテレビの影響が大きいのかもしれない。

 一方、興味がある政策に関しては、男女ともに1位だったのは「新型コロナウイルス対策」。以下、「教育」「ジェンダー・LGBTQ+」「子育て・少子化対策」「税制度(消費税など)」が多かった。

 最後に「もし政治家になれるとしたらなってみたいと思うか」と聞いてみると、「まったくなってみたいと思わない」で約5割、「どちらかといえば、なってみたいと思わない」「まったくなってみたいと思わない」を合わせた政治家になりたいと思わない高校生は約8割という結果になっている。