まめ学

梅酒やぬか漬け、みそも 自家製を楽しんでいる理由

初夏の旬の青梅で作る梅酒

 そろそろ梅が店頭に並び、梅ジュースや梅酒などの仕込みを始める時期がやってくる。コロナ前の数字がないから増えたかどうかは不明だが、おうち時間が増えて、料理だけでなくいわゆる“自家製”の食べものに興味を持った人もいるかもしれない。「自家製する食べ物に関する調査(2022年)」(クロス・マーケティング・東京)によると、梅酒などの果実酒やぬか漬けの経験者は多いようだ。

 全国20~69歳の1,100人を対象に5月13~15日に調査。この1年以内の自家製経験者は全体の2割前後。果実酒が最も多く23.1%、次点がぬか漬けで20.2%、次いで梅干しが15.1%だ。未経験だが作ってみたいものに「みそ」や麹(こうじ)が挙がった。

 作ったきっかけをたずねると、「簡単に自家製できるキットが販売されていた」(27.7%)、「身近な人が自家製していた」(24.5%)などが理由になっている。経験者は「出来上がりが楽しみ」と完成までの時間を楽しみ、さらに「安心して食べられる」「自分の好みの味つけにできる」などの良さを感じているようだ。