まめ学

日本人の幸福度は6.51点 大切なのは健康とゆとり

4割が「日本は幸せな状況」 6割が「世界は幸せではない状況」
4割が「日本は幸せな状況」 6割が「世界は幸せではない状況」

 疫病や戦争など、世界はさまざまな試練に満ちている。人によって「幸せ」の基準はさまざまだが、自分の幸福度を10点満点中の点数で示してもらった「幸せに関するアンケート調査」(CCCマーケティンググループ・カルチュア・コンビニエンス・クラブ・東京)によると、目下日本人の幸福度は「6.51点」。幸せのために重要だと思うことは健康と精神的なゆとり、そして経済的なゆとりだった。

 全国の18~79歳の1,500人に4月25日~5月6日に調査。年齢が高い層ほど幸福度は高く、60代以上の男性は6.87点、女性は7.29点だった。コロナ禍がどれだけ関係しているかは不明だが、プライベートで他の人とコミュニケーションする時間を作っている人の幸福度の平均値は7.46。コミュニケーションの時間を作っていない人の平均値、6.11点と比べると、やはり人との接触は幸せの度合いに影響を及ぼしているといえそうだ。

 また、幸福度が高い人が持つ特徴的な興味関心事は、料理・グルメやショッピング、映画鑑賞などで、やはり「ゆとり」がうかがわれる。

 ちなみに、2014年に実施した調査の幸福度の平均値は6.20点。この数値で見る限り、日本人の幸福度はじわりと上昇しているようだ。