まめ学

「暑いけど必ずマスク」が8割 制限はないが旅は控え

通勤 東京駅 2020年8月 マスク コロナ禍

 暑い…。マスクを外すとちょっと涼しいし、一人で外を歩く時くらい、と考えているうちに“大型”の第7波が来てしまった。「新型コロナウイルス感染症『第7波』における生活者意識調査」(マクロミル・東京)によると、 感染予防対策として「必ずマスク」という人は8割に上る。猛暑のさなか、厚労省は屋外で必要のない場面ではマスクを外すことを推奨しているが、熱中症予防と新型コロナ感染予防の両立が難しい局面に来ている。

 全国の20~74歳の1,000人を対象に、7月27~28日の2日間で行った調査。第7波における感染予防への意識について聞いたところ、過去最も高く意識している人が12.2%、今まで同様という人が71%。いずれにせよ、感染予防対策を意識した生活が続いている。その結果「コロナ疲れ」を実感する人も75.8%。若い世代ほど、強いストレスを感じる人が多かった。具体的には「実家に帰れないため、家族や友達に会えない。気分転換したくても、旅行などに行けない」(20代女性)、「乳幼児がいるが、普段の外出でもとても気を使い、色々な経験をさせたくてもなかなかできない。また、子どもはすぐ風邪をひくが、コロナかもしれないという不安がよぎる」(40代女性)、「夏の暑さでマスクが息苦しい」(男性50代)など。

 目下、緊急事態宣言のような行動制限はないが、この夏のお出かけについて聞くと、海外旅行は0.7%、国内旅行は18.1%、帰省は12.7%。外出は近場にとどめるという人、外出自体を控える人もそれぞれ3割だった。