まめ学

老後の安心か災害時の危険か 持ち家と賃貸の選択、あなたは?

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 少ない年金に少ない貯蓄。老後を考えると住むところくらいは確保しておきたいと考える一方で、災害大国ニッポンでは、被災した時は賃貸の方が身軽で不安がないともいえる。「持ち家VS賃貸 あなたはどっち派?またその理由は?」というアンケート調査(ホロスプランニング・京都市)では、持ち家がいいと思う人が6割を超えたものの、自然災害などへの危機感を持つ人も多かった。

 全国の10~70代の500人を対象に調査(調査日:2022年6月30日)。対象者の7割は年収が300~750万円の間で、現状持ち家に住んでいる人が56.8%だ。そして持ち家と賃貸のどちら派かという質問に対しては、実際持ち家に住んでいる人より若干多い61.4%が「持ち家派」。最終的に自分の持ち物(資産・財産)になる、購入費用さえ支払ってしまえば、家賃を払わずに済むなど、長い目で見たコスパに魅力を感じる人が多い。また「家さえあれば少ない年金でも生活できるが、家賃は高い」など、老後の安心を買う人も多かった。

 一方の賃貸派(33.4%)は、手軽に引っ越せるという自由や、自然災害が多い日本で被災した時の負担が大きい点を重視していた。