まめ学

企業の社会貢献は重視する? 気になる問題は? 「働く女性の社会貢献意識調査」

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 国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)では、誰一人おいていかないことが大事だとされている。日々の生活で、私達が意識し実行できることは何だろうか。eBay Japan(東京)と、若年女性の問題に向き合う一般社団法人「若草プロジェクト」(同)は共同で、20・30代の女性500人を対象とした「働く女性の社会貢献意識調査」を実施した。悩みを抱える若い女性は7割以上。そして、社会課題に関心を持っている人は7割近くいることが分かった。

 調査では最初に、「関心・問題意識を持っている社会課題」があるかどうかを聞いた。66.2%の女性が「ある」と答え、中でも児童虐待・育児ノイローゼなどの「子育て問題」と、「労働問題」に関心があるとした人が多かった。次に、「買い物をするときに優先的に意識している基準」について尋ねると、「適正な価格」(44.2%)が一番多く、次いで「品質」(37.6%)となった。「買い物で社会課題の解決に貢献できる」ことを知っている人は12.2%のみだった。

 一方、同じ価格と品質で、社会貢献している企業としていない企業の商品があった場合、「貢献している企業」を選ぶとした人は79.4%。ただ、価格に違いがあった場合は「安い方を選ぶ」と答えた人も40.2%いて、許容できる差額は「300~500円」程度となった。

 何らかの「悩み」を抱える女性は74.0%。「お金」(49.0%)が最も多く、「仕事」(42.4%)・「健康・身体能力」(31.4%)と続いた。調査は8月31日と9月1日にかけて行われた。