まめ学

入社後に活躍する女性が多い! 女性管理職に関する採用実態調査

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 年々、企業における女性の管理職は増えているといわれるが、その実態はどうなのだろう? エン・ジャパン(東京)が、この分野のプロである人材紹介サービスの転職コンサルタント160人を対象に行った「女性管理職採用の実態」によると、半数以上のコンサルタントが「女性管理職の採用は増えている」と回答した。調査期間は9月14日~9月21日。

 女性管理職が増えていると回答した割合は54%。その理由を問うと、「能力があれば性別を問わない企業が増えているため」(62%)、「ダイバーシティー・マネジメントのため」(55%)との回答が目立つ。純粋な能力主義だけではなく、世間の風潮を気にしているためか、企業のダイバーシティーに対する意識の高まりも背景にあるようだ。女性管理職が増えていくと思うコンサルタントの比率は91%と9割以上となっている。

 「転職時に管理職を希望する女性が増えている」と回答したのは41%で、その希望理由のトップは「報酬を上げたい」「仕事の領域を広げたい」。前向きなキャリアアップ指向の女性が増えている様子がうかがえる。女性管理職の入社後については、71%が「知識・経験を活かして活躍している女性が多い」となった半面、「仕事や人間関係で、悩みを抱えている女性が多い」が16%と、順風満帆ではない人も少なからずいるようだ。

 一方、女性管理職の採用を積極的に行なう企業は「外資系企業」。業種では「IT・インターネット」が多い傾向が読み取れた。