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ツムラが「第3回なんとなく不調に関する実態調査」の結果発表 7割以上が「なんとなく不調」、コミュニケーションがより重要に

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ツムラ 「第3回なんとなく不調に関する実態調査」

 

 漢方薬(医薬品)製造販売のツムラ(東京都港区)は、自覚しながらもつい我慢しがちな症状などの「なんとなく不調」について「第3回なんとなく不調に関する実態調査」を行い、このほど結果を発表した。

 調査は2022年12月7~10日、全国の20〜40代の男女1800人を対象に、インターネットで実施した。22年に日常生活の中で「なんとなく不調」を感じていた人は4人に3人(75.6%)で、男性(70.0%)より女性(81.1%)に多いことが分かった。症状別(複数回答)では「頭痛」(55.1%)、「疲れ・だるさ」(51.5%)、「目の疲れ」(50.0%)、「肩こり」(49.7%)、「イライラ感」(38.2%)がトップ5だった。

 また、20〜60代の男女3000人に行った「なんとなく不調」の年代別調査では、「30代」(78.0%)が最も多く、「60代」(62.8%)が最少となった。新型コロナウイルス禍における「コミュニケーション頻度の変化」では、「変わらない」(48.5%)と「減った」(44.1%)が多数となり、「増えた」と回答した人はわずか7.4%だった。一方で「コミュニュケーション頻度」が増えた人は「心身の調子が上がった」(39.2%)と回答した割合が多く、「減少した」(15.0%)「変わらない」(9.4%)では少なかった。「コミュニケーション頻度が増えた人」は、「健康管理への意識」(75.5%)や「自身の体形への意識」(61.3%)も高い傾向が明らかになったという。

 今回の調査結果について、外科医で漢方医の今津嘉宏医師(芝大門いまづクリニック院長)は「話しやすい医療機関(病院、診療所、薬局など)との対話によるコミュニケーションが問題を解決する糸口になるかもしれない」とコメントしている。