人はいくつになっても、学びたいという欲求があるもの。コロナ禍によって生活習慣が変わったことによって、習い事を始めた人もいるかもしれない。さらに、これまではスクールに通うことが一般的な受講スタイルだったのが、変化したようでもある。
CCCMKホールディングス(東京)は運営するCCCマーケティング総合研究所では、1月26日~2月1日の期間、「大人の学び・習い事に関する調査」を実施。全国の20~79歳の男女2438人が回答した。なお、この調査での「習い事」とは「料金を支払って受講するもの」で、オンライン講座・アプリでのコンテンツ提供講座・通信教育やセミナーやワークショップなど1回だけ開かれる講座も含んでいる。
最初に、この1年(2022年1月~2023年1月ごろ)で習い事を経験した人の割合は36.7%と3人に1人以上の人が経験。学ぶ意欲が強い人が多いことが示される結果となった。体験した習い事の内容としては、「フィットネス、筋トレ」(24.7%)、「スポーツ(ゴルフ、テニス、柔道など)」(23.8%)が高く、「ヨガ・ピラティス」(14.4%)が続くなど、運動系が上位を占めている。次に多いのが、「英語・英会話」「ビジネス・キャリアアップ講座」といった学習系の習い事で、「料理・食べ物・飲み物(調理、栄養学など)」も目立っている。
受講形式では、スポーツ系は対面式が多く、学習系はオンライン講座、オンライン通信講座、通信講座での受講が目立つ。「料理・食べ物・飲み物(調理、栄養学など)」もイメージとしては「対面式」となりそうで、実際に半数以上が「対面式」だが、通信講座が26.3%、オンライン通信講座が19.3%と、新型コロナウイルス感染拡大の影響か、非対面による受講も多い。