まめ学

2016年注目すべき物件は? 女性向けマンション市場動向をさぐってみた

main (25) 東京オリンピックを控え、マンションの購入を考えている人は購入タイミング、立地や金利など、気になる点が多いはず。そんな気になる今年のマンション市場動向を、女性のためのマンション購入プロデューサー 小島ひろ美さん(一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表)が先読み解説した。

 まず、昨年からの流れだが、2015年の都心新築マンションは、人件費増加、地価や建築費高騰というコスト高に見舞われた。全体的な都心新築マンション市場は、コスト高からデベロッパーが採算の合う仕入れをしにくくなったこと、東京オリンピックに向けて景気が上向く期待もあることをうけ、新規発売時期を後ろ倒しにするデベロッパーの動きが多くみられた。そのため、都心での新築マンション供給戸数は伸び悩んだ。加えて、女性の社会進出、単身者層の増加、また女性向けローンが増加している事などから、シングル向けの都心コンパクトマンションに人気が集中したため、供給数が需要数を下回る結果となった。

 そして気になる2016年も引き続き人件費、建築費は高値を維持しそうだ。郊外のファミリー向けマンションの供給は、販売価格がより高くなることから購入を控える動きが予想されている。反対に都心では、昨年同様、シングル女性やDINKS向けのコンパクトマンションを希望する層が増加傾向にあるため、価格を抑えた好立地の物件が増えてくると予想される。また、住宅ローン金利が大きく上がる様相はないものの、2016年4月以降は、各金融機関が実施しているキャンペーンの金利や優遇幅、期間が縮小される可能性もあるという。

 ではどんな物件を選べばよいのか。狙い目は、すでに相場が高い人気駅よりも、都心まで30分以内の“セカンド立地”の駅近物件。例えば自由が丘ではなく都立大学、武蔵小杉ではなく新丸子、駒込ではなく西ヶ原などだ。2路線以上使える駅や近々新たな路線の乗り入れ予定がある駅もおすすめだという。首都圏では1人・2人世帯が全体の60%を超え、70㎡以上のファミリータイプより1LDK~2LDKタイプの方が将来売りやすい。資産運用の面からも、いざとなったら貸せる物件を選ぶことがおすすめである。広さ(専有面積)だけにこだわらず、ワイドスパンでデッドスペースが少なく有効スペースが広い物件を選ぶべきと解説している。sub5 (9) また、「女性のための快適住まいづくり研究会」は、女性のためのかしこいマンション購入術講座を開講している。失敗のない選び方や資金計画など専門家に相談してみるのもいいかもしれない。