まめ学

痩せすぎは脳によくない!? アルツハイマーと女性ホルモンの関係

Young Woman Measuring Waist
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 過度のダイエットは体によくないが、脳にも悪影響がありそうだから注意しよう。認知症の中でも最も多い疾患の1つ、アルツハイマー病。男性よりも女性の方が発症する人が多く、特に閉経後は発症者が増えるといわれている。そのアルツハイマー病と女性ホルモンの1つエストロゲン、そして痩せすぎであることに関連がある可能性が東邦大学の研究で分かった。

 アルツハイマー病の女性患者の大脳前頭葉と、そうではない人の大脳前頭葉を比較したところ、アルツハイマー病女性の前頭葉白質組織ではエストロゲン受容体の1つであるER-βが少なかった。白質組織でのER-βを通じたエストロゲン作用の低下が、アルツハイマー病に関係している可能性が示唆された。また、2つのグループで脳内のエストロゲン濃度を比較した結果、肥満度を示すBMI(体格指数)が高い人はエストロゲン濃度が高い人が多く、BMIとエストロゲン濃度は正の相関関係にあることが分かった。つまり、痩せすぎだと脳内のエストロゲン濃度を維持できなくなり、アルツハイマー病にかかりやすくなる可能性があるという。

 雑誌やネットでも“ダイエット”という言葉を見ない日はないが、健康をずっと維持するためには、やはりきちんとした食生活を送った方がよさそうだ。