まめ学

離婚ではなく姻族関係終了 10年で1.5倍

img_127654_2 いわゆる「死後離婚」だ。法務省の戸籍統計によると、「姻族関係終了届け」を提出した件数は、この10年で1.5倍。男女比は公表されていないが、圧倒的に女性の届け出が多いといわれている。その理由は…?

 そもそも妻か夫のどちらかが死亡した時点で、婚姻関係は「終了」となるから、夫婦関係について言えば、離婚届の提出は必要ないのだが、配偶者が亡くなった後に「姻族関係終了届け」という書類を改めて役所に提出すると、配偶者とその血族との姻族関係をすべて終了させることができる。この届の平成27年度の提出件数は2,783件。既婚女性242人に実施したお墓についてのアンケート調査(アンカレッジ・東京)によると、「夫と同じ墓に入りたくない」と答えた人が25%。その理由で最も多かったのが「知らない先祖代々と一緒は嫌」、「遠い・ゆかりのない土地にある」など。夫に対する思いではなく、どうやら夫の家族の存在が理由の一つであるらしい。他にも「夫の両親の介護をできればやりたくない」、「夫の死後付き合いたくない」と答えた人も約半数にのぼった。

img_127654_3 では「誰と一緒に墓に入りたいか」を複数回答で聞いたところ、「夫」が64.5%、「子ども、孫」が33.9%、「自分の両親」が26.4%、「一人がいい」が16.5%、「ペット」が11.2%。「夫の先祖」と答えたのは全体の5.4%、「夫の両親」は8.7%だった。お墓で誰と“同居”するか、の問題は、男性側の戸籍に女性が入ることが多い現状では、女性の問題であることが多いが、“相方”に先立たれた後の親族との付き合いに関しては、夫側も同じ土俵の上。男性側のアンケートも知りたいところだ。

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