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フランスで終焉を迎える公衆電話 日本では?

10132105346 スマホ、携帯電話であらゆる連絡ができる時代。そういえば最近見ない、あるような気がするけど、どこだっけ?という感じになってきているのが公衆電話。年々台数は減っているが、フランスではついに、今年末をもってすべての公衆電話ボックスが“消滅”することになった。

 パリで最初に公衆電話がお目見えしたのは、1884年。長年活躍してきたが、パリジャン紙などが伝えたところによると、1990年に全国で30万台だった電話ボックスは、携帯電話の普及で2017年9月の段階で5,450台まで激減。通話時間も激減し、公衆電話の半分は「一度も受話器を上げられない状態が続いている」という。実際、街中で見かける電話ボックスは、設置されている電話を使うためでなく、手持ちのスマホで通話する際、周囲の騒音から逃れるために使われている場合がほとんどだ。公衆サービスの後退に反対する声もあるが、「モバイルのサービス向上に重心を置きたい」というのが、撤去する電話会社の理由だ。

 日本では、NTT東・西日本が現在設置している公衆電話の台数は、約16万台超。2000年には73万台を超えていたから、やはり激減しているといえる。もっとも、地震やその他の災害、また緊急時の連絡手段として、公衆の通信インフラが重要な役割を果たす日本では、特設公衆電話と呼ばれる災害時用公衆電話の設置が進んでいる。モジュラージャックに電話線を差し込めばすぐに使える電話で、被災者が無料で使用できるものだ。東日本大震災などの災害時、携帯電話はつながりにくい、公衆電話で連絡がとれた、という声が反映された結果だ。日本ではまだまだ、公衆電話の役割は大きいといえそうだ。