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新学期、中学生は復習を中心に勉強して高校受験を目指そう!学年別の勉強法を解説

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新しい学年が始まって1か月。環境の変化に慣れてきたら、勉強への対応もしっかりしておきたいですね。中学生のみなさんは、特に高校受験のことを考えて、早い時期から少しずつ準備をして下さい。みなさんが自分自身でできることを、学年別にお話ししたいと思います。

新中学1年生はとにかく復習をしっかりしましょう

新中学1年生のみなさん、そして保護者のみなさまも、3月までの小学生時代とは大きくちがう「中学校の生活」に、慣れてきましたか?あせることはありません。まず、小学校の6年間に会ったことのない人もいる中学校の環境、そしてはじめて習うことが多い中学の勉強の内容に、少しずつ慣れていって下さい。

予習か復習か、時間がなければ復習を優先しよう

勉強の方は、「予習」と「復習」のどちらを頑張るべきかというと、多くの中学生にとってまず大切なのは「復習」です。もちろん、予習と復習の両方ができれば一番良いのですが、勉強以外にもはじめての部活動、個人の習いごと、そのほかのことで忙しい新中学1年生のみなさんが、予習・復習の両方をやる時間は、ほとんどないでしょう。

そして、わからないことの方が多い中学の勉強の「予習」をするのは、中学生になったばかりの1年生のみなさんには、難しいと思います。無理をして予習の時間を取り、そのために復習ができないよりは、その日、その週に習ったことを少しずつ復習するのが、1年生にはベストの方法です。

お父さんお母さんも、お子さんたちに負担の大きすぎる(かつ、分散されて成果も少なくなる)予習・復習どちらもではなく、「復習をしっかり」という指導を、なさって下さい。

新中学2年生は復習に加えて「英語」「国語」の予習をしましょう

過去の基本の蓄積がないと理解できないことが増えていく

新中学2年生も、復習が重要なのは同じです。お父さん、お母さんたちの頃とくらべても、今の学校は授業時間が少なく、そして学校の授業時間内に、「復習の時間」はほとんどありません。2年、3年とすすむにつれ、過去の基本の蓄積がないと理解できない内容に進化していくにもかかわらず、です。

長期休暇にはそれまで習ったことの復習を徹底しよう

ですから、学校で新しく習った内容を、しっかり復習し、基礎の力を積み上げていくことがもっとも大切なのです。そして夏休み、冬休みという長期休暇の時期に、それまで習ったことの復習確認を、徹底しましょう。

英語と国語を少しずつ予習しておくと力を伸ばしやすい

ただ1年生とすこし違うのは、まず英語、そして国語も、できるかぎり予習をすることによって、学校の授業がわかりやすくなり、復習との連動で、さらに力を伸ばすことができますから、2年生で学力を伸ばしたい人は、英語と国語の予習を、少しずつやってみて下さい。

英語の予習は「次の授業で読む内容をなんとなく知っておく」だけでOK

方法は簡単です。今みなさんが使っている英語の教科書は、本文のページに写真やイラスト、キーワードの解説がついていて、巻末に単語の意味も載っているものが多いです。つまり、文法や難しい意味は授業で習うことにして、次の授業で読む文章の内容がどのようなものなのか、それを一度、解説や語句の意味を見ながら、なんとなく知っておくだけで良いのです。それをしておくだけで、何もせずに授業に出席して先生の教えて下さる内容を聞くのとでは、天と地ほどの違いがあるでしょう。

国語は教科書のなかで興味のある文章を読んでおくだけでOK

国語の場合は、中身が気になる、読んでみようかな?と思う文章をあらかじめ読むだけでかまいません。内容がまったくわからない文章を無理に読み、いやになるくらいなら、先生の授業でその文章の魅力の中にみちびいていただく方が、ずっといいからです。ただ、気になる文章を読むだけでも、英語の段で述べたような効果があることは間違いないでしょう。

新中学3年生は自分で「復習のポイント」をみつけましょう

中3は人によって勉強に向かう気持ち・方法が変わってくる

新中学3年生は、今年、高校受験にのぞむ年です。従って、1年生、2年生とは、ご本人の勉強に向かう気持ちも、そのやり方も異なるはずです。

そうはいっても、3月から4月になった、中2から中3になったというだけで、すべてががらりと変わるわけではありません。ですから、ここでは「勉強のやり方」と、「勉強のポイント」を変えましょう。

中学1・2年のときに習ったことの復習が最重要

まず大切なことは、中3になったこの時期こそ、復習、それも今までの中学2年間の復習が、もっとも重要なのだということです。

ひとつの尺度(=ものさし)で言うと、全国の公立(都道府県立)高校の入試で出題される内容の6割前後が、1・2年の領域からの出題だということが挙げられます。

私が毎年受験指導と分析を重ねている東京都立高校の数学なら「連立方程式」「一次関数」までの1・2年領域(平面図形の作図含む)が五十数点~六十数点分、社会では大問6題のうち、2題が世界地理・日本地理、1題が歴史であり(これだけでほぼ5割)、あと1題が公民で、他の2題は各要素を混合させた融合問題、総合問題とされているのです。

この数学・社会の2教科の出題傾向から考えても、公立高校受験のために1・2年領域の復習が重要だと言えることは、よくおわかりいただけると思います。

高校受験を見据えて苦手だと思うところを復習しよう

ただ、1・2年生の項でもお話しした通り、みなさん忙しいですし、3年生の新しい教科書の勉強が進んでいく中で、復習の時間をとることは、多くの中学生にとってはむずかしいことだと思います。その一方で、自分の弱いところを復習しないままでは、これからの高校受験に向かって、勉強がつらくなるばかりかも知れません。

そこで、中学3年生の方たちにおすすめしたいのは、2年生の項でお話ししたのと同じように、「重要なのはまず復習。ただし英語と国語の文章は、予習として読んでみる」ことに加えて、学校の授業や毎日の勉強のあいだに「あ、ここがわからない」と気づいた点を、復習してみることです。学校の先生に質問できるなら、それがベストです。家族や友だちに聞いてもいいですし、塾に行っている人は、しっかり塾で教えてもらいましょう。

苦手がわかったら高校受験で困らないようにしっかり復習

そしてもう一つ。そのようにして、「苦手な場所」がわかった人は、定期テストまで、あるいは夏休みに、その部分を一生懸命復習して、最後の一番大事な高校受験で、困らないようにして下さい。特に少し先ですが、夏休みは、受験のための基礎力を固める最後のチャンスです。

これがこの時期の、中学生の皆さんに贈る「日々の勉強と受験への心がまえ」です。

<筆者略歴>

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小田原 漂情:塾教師、歌人・小説家

小田原 漂情:塾教師、歌人・小説家 大学時代に日本文学を専攻し、学習参考書の出版社、教育関連会社などに勤務。2004年から「言問学舎」の経営に携わる。学習塾の経営者として活躍する一方、歌人、小説家としての顔も持ち、1988年、25歳のときに第一歌集「たえぬおもひに」を刊行。これまで短歌の歌集を4冊、小説を4冊公刊している。

(小田原 漂情:塾教師、歌人・小説家)

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