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遺品整理でうっかりやってしまいがちなNG行為、ここに注意

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遺品整理を自分たちで行う場合に、ついうっかりやってしまいがちな行為があります。また、自分たちで行わずに遺品整理業者へ依頼する場合も、依頼するタイミングを気にしておきたいもの。そして実際に作業してもらうときには、ある程度モノの確認をさせてもらうことも大切です。ちょっとしたことに気を付けたり配慮したりするだけで、遺族が後から困ったことになったり、後悔することを防止しやすくなります。

うっかり処分してしまうと困るものは意外とたくさんある

自分たちで片づけをしようと整理を始めたものの、徐々に部屋が散らかってしまい足の踏み場がなくて困ったり、体力が続かなくて思うように進まなかったりするケースは多くあります。

片づけは、整理や収納されたモノ、数十年積み上げたモノを崩さなければなりません。最初は、処分するものや亡き人の所縁のモノを確認しながら進めていったのだけど、そのうち面倒になり、ちらっと確認してどんどん捨ててしまう。そんな中で起こりがちなのが、うっかり捨ててしまったというものです。

そのひとつが、インターネットプロバイダーからレンタルしているルーターやレンタルDVDなどのレンタル品です。その他には、貴金属、封筒に入った手紙や請求書、重要書類のお知らせ、住所録などもドサクサで捨ててしまう場合があります。

また、リモコンをうっかり捨ててしまい、後で困る人もいます。今では、室内の電気、扇風機、テレビ、エアコンなどリモコンがなければ使えない電化製品が多くあります。自宅なら対応するリモコンもわかりますが、実家などではわからない人もいるからです。

特に一軒家に多いのが、鍵を捨ててしまって困るケース。この鍵はなんだろうと思いつつも捨ててしまい、後で金庫や物置、引き出しが開かなくて困る人がいます。

また、相続などの際に必要な書類もそうです。不動産売買の時にあると助かる書類、税金の計算をする際に必要な資料など、何が必要なのかわからないため捨ててしまうのです。

ですから、親が元気なうちに、親しか分からないモノは分かるようにしてもらったり、財産に関する書類はまとめたりしてもらうなど、片づける人が困らないようにしてもらうことも必要です。

遺品整理業者に依頼するタイミングはじっくり確認できる時間があるとき

遺品整理業者への依頼は、落ち着いてじっくり整理できる時間が確保できるときが一番です。急いで依頼したために、じっくり遺品を確認できずに処分してしまい、あとで悔やむ人がいるからです。遺品整理後、落ち着いたころにふと思い出し、あの品物はやはり取っておけばよかったとか、相続手続きのときに書類がなくて、再発行手続きなどで時間を費やしてしまったというケースもあります。

法的に必要な書類などは事前に確認しておきたい

業者へ早く依頼する理由としては、相続を行う際に必要となる遺言書、通帳、印鑑、権利証などが見つからない、家賃をもう1か月分負担したくない、家主さんの意向で早急に退室しなければならないなどです。

重要書類が見つからないということがないよう、親には財産関係の書類等の保管場所を誰かに伝えておいてもらったり、片付けをこまめに行ってもらったりすることも大切です。

遺品整理は所有者以外の人が行うから時間がかかる

なお、遺品整理を自分たちで行ってみたけれど、挫折して業者へ依頼するケースは多くあります。最初はたいしたことないだろうと思っていたのが、押し入れの中やタンスの見えていない箇所のモノの多さに気づき、無理だとわかるからです。引っ越しとは違い、分別する量も時間も引っ越し以上に費やすのが遺品整理です。引っ越しは基本的に自分のモノが対象ですが、遺品は所有者以外の人が行うため大変なのです。

今は、生前整理やお片付けコンサルティングなどの業者もあります。そのような業者に依頼したり、親子一緒に片づけをしたりすれば、どこにどのようなモノがあるのかわかり、遺品整理をする際の家族の負担が減ります。

まずは一度時間を作って、引き出しの整理や押し入れの整理などを行ってみましょう。

<筆者略歴>

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明石 久美:ファイナンシャルプランナー

明石 久美:ファイナンシャルプランナー 起業支援会社にて支援相談や人材育成に携わった後、生命保険業界、銀行系シンクタンクへ。
その後、明石シニアコンサルティングを立ち上げる。ファイナンシャルプランナーや葬祭アドバイザーなどの資格、実績を生かし、老い支度相談や相続相談、ライフプラン作成、遺言書作成、相続対策、葬儀お墓相談や事前準備、葬儀社紹介、葬儀後の相続手続き、死後整理などをひとつの窓口でサポート。講演活動を精力的に行い、著書も多数執筆している。

(明石 久美:ファイナンシャルプランナー)

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