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知的なゲーム、競技ポーカーにトライしてみよう! 夕刊フジ杯王位決定戦開催

 ポーカーと聞いてどんな風に思うだろうか。一度は遊んだことがあるトランプのゲームと思う人が多いかもしれないが、IR(統合型リゾート)が話題となる中では、バカラやブラックジャックなどと並んでカジノにおけるギャンブルの一種と受け止められがち。それは事実としても、世界に目を向ければ、ポーカーは遊びやギャンブルとしてだけではなく競技としても認知されているのだ。日本でも、徐々に競技として楽しむ人が増えており、各地で競技大会が開催されるようになっている。

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 そうした中、今年も「夕刊フジ杯POKER王位決定戦」が開催される。現在、各地で予選が繰り広げられ、ポーカー愛好家が頂点を目指して奮戦中だ。第5回となる今大会は、年明け1月27日に秋葉原カジノクエストで決勝が行われ、優勝者には優勝カップと海外渡航補助として70万円が、準優勝者には同じく30万円が贈呈される。

 予選を勝ち上がると、1月に東京と大阪で11回開催されるDAY1(準決勝に当たる)に進出。ここで勝ち残ったプレイヤーが、決勝戦となるDAY2に駒を進め、トーナメント形式で優勝を目指し戦いが繰り広げられる。これに先立ち、毎年恒例の著名人によるDAY1が12月10日に行われ、各界のポーカー愛好者27人が激突した。

 著名人DAY2には、将棋や囲碁、麻雀のプロのほか、バックギャモンやラミーキューブといったボードゲームの世界チャンピオンなどが参戦。将棋の森内俊之 十八世名人資格保持者、森雞二 九段、囲碁の首藤瞬 七段といった、この大会ではおなじみの顔ぶれが今年もそろった。およそ8時間に及ぶ熱戦は、ニコニコ動画で生中継され、普段とは違った棋士の姿を応援した人も多かったのではないだろうか。

 ここで行われるポーカーは、一般的にイメージされる5枚の手札を使用し、ワンペア、ストレートといった出来上がった役で競い合うものではない。テキサス・ホールデムと呼ばれるゲームで競い合う。これはプレーヤーが2~10人、手許に配られる2枚のカードと、コミュニティ・カードという全てのプレイヤー共通のカード(最大で5枚)で、その7枚を組み合わせて作った5枚の手役を競ってプレーするもの。詳細なルールは省くが、知力に胆力、それに運を絡めてぶつかり合う知的なゲームで、虜になると病みつきになってしまう人が多い。

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 本場のアメリカでは最もポピュラーなポーカーであり、一般的に世界選手権クラスの大会ではテキサス・ホールデムのノーリミテッド(賭ける額が無制限)で行われる。プレイヤーは、手持ちのチップを全て失った時点でトーナメントから敗退。最後までチップを残した人が優勝で、著名人DAY1では3人に絞り込まれるまで行われた。

 28人が3つのテーブルに分かれ1人2万ドルのチップでスタート。最初は100ドル単位の勝負だったのが、時間が経過するとともに、ゲームに参加するための最低のチップ数が500ドル、1000ドルと上がっていく。そのためチップを失うプレーヤーが続出。9人になったところでファイナルとなり決勝テーブルで戦いを続け、最終的に残った3人が決勝戦に臨むことになった。

 テキサス・ホールデムのゲームの進行とルールについては日本ポーカー協会のサイトを参照。

 「夕刊フジ杯POKER王位決定戦」を主催するのはNPO法人の日本ポーカー協会。同協会理事で大会の実行委員でもある那須雅彦さんはポーカーについて「将棋や囲碁などをギャンブルという人は極めて少ないと思うが、ポーカーはそうしたイメージが強く、世間で誤解されている部分が多い。ところが、他のカジノギャンブルとは違って、技量が備わっていないと勝てないゲームだ。こうした大会を通じて競技としての認知度を高め、世界の大会に日本からプレーヤーをどんどん送り込みたいと思っている」と話す。

 著名人DAY1で惜しくも、あと一歩決勝に届かず4位になった矢澤亜希子さんは、実を言うと、本業のバックギャモンでは世界チャンピオン! そのほかにも、ボードゲームでは日本人で世界を制覇した人が少なくなく、プレイする人が増えて、さらに競技としての認知度が高まれば、将来はポーカーでも世界で活躍するプレーヤーが出てくるかもしれない。

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 那須さんによると「裏カジノによる悪かったイメージが、だんだんと明るいものに変わって行き、最近では若い女性のプレーヤーが増えている。ぜひ、一度トライして欲しい」という。現在、東京・大阪の大都市で開催されている予選だが、今後は地方からも参加しやすいように、オンライン予選を増やすそうだ。

 予選は1月まで開催するが、そのスケジュールなどは、公式ホームページを参照。今からでも参加は間に合うので、挑戦してみては?