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五月病にならないために気を付けるべきこととは?

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新しい環境に慣れ始めたタイミングでの超大型連休

4月から、新しい環境で生活することになった人はとても多いことでしょう。学校やクラス、会社や部署、住む場所など、環境の変化というものは、楽しみである一方ストレスを感じるものでもあります。新しい環境に入るまでは、様々な憶測や理想、期待などをイメージづくっていたのではないでしょうか。

人によっては緊張して何が何だか分からないところから、ようやくものごとが見えてくるというのがゴールデンウイーク前の時期で、「あれ?期待していたのと違う…。」「これが現実か…。」「この人にこれからも教えてもらわなければいけないのか…。」など、つくっていたイメージとのギャップを感じたり、自分の能力に葛藤したりする場合もあるでしょう。

なにはともあれ、少し”慣れ”を感じ始めた頃の、10連休です。ただでさえ、日曜日の『サザエさん』が終わると憂鬱になるサザエさん症候群なんて呼ばれるものがあるのに、この大型連休明けの5月病は心配されます。

そもそも5月病ってなに?

「5月病」という言葉は広く市民権を得ていますが、「5月病」という病名はありません。タイミング的に5月頃に発症しやすく、生活に支障をきたすような病を総称して「5月病」と呼ばれているだけなので、病院に行って診断で「5月病ですね。」ということではないのです。ですから、適応障害やうつ病やパニック障害などを発症した場合、以下のようなことが起きることは考えられます。

・眠れない
・朝暗いうちに目が覚めてしまう
・食欲不振
・電車やエレベーター、目的地近くになると息苦しくなる
・朝、家から出られない
・涙が止まらなくなる
・憂鬱で身体がダルく、休日出かけたくない

こういった症状がつづくようでしたら、医療機関を受診するのもいいかもしれません。

頑張ることについては承認されるが…

日本人は、「休む」ということが得意ではない傾向にあります。よく言われるのが、「日本人はスタートの時間に厳しいのに、仕事の終わる時間についてはルーズだ。」なんて言葉で、耳にしたことありますよね。どうやって頑張るか?どうやって我慢するか?どうやって達成するか?こういったことは注目され、上司や先輩からも教えられますが、

・どうやってリフレッシュするか
・どのタイミングで休むか
・どうやって休暇を楽しむか

ということは、当然のように本人に委ねられています。「休む」ということは「頑張る」ということと同じくらい大切なことなのに、休むのに罪悪感を感じてしまったり、休日に持ち帰り仕事をしたり、風邪なのにマスクをして出勤したりしてしまうことは珍しくありません。

自己啓発で有名なカーネギーも、疲れてから休むのではなく、疲れる前に休むことが作業効率を高める“疲労予防”を提唱しています。ですから、休みは休み、仕事は仕事と気持ちを切り分けましょう。

5月病にならないために

人間にとってしんどい症状というのは肉体の疲労だけではありません。精神的な疲労(ストレス)によって引き起こされる場合も多いのです。肉体は睡眠をとれば回復しますが、精神的な疲労というものは睡眠をとったとしても回復というわけにはいきません。

ですからその場合注視すべきことは、目に見えない「心」の問題なのです。この問題を「予防」するためにできることは以下です。

・自分を理解している人に、悩みや考えを話す
・誰かと比べず、一週間や一ヶ月前の自分と比べる
・頑張っての失敗は、人生の糧になることを理解する
・共に楽しめる誰かと、少し先の「約束」をつくる
・自然のなかで、ゆったりとした心静かな時間を過ごす
・心のプロのカウンセリングを受ける

「現実」や「本質」と「自分が思い描くもの」とのギャップが、人を悩みの渦に陥れてしまいます。悩みを抱え続けて、精神疾患になっては回復に大変な時間がかかってしまいます。そのような悩みやすい状況をつくりやすいのが、「本音が言えない心の孤独」や「人間関係の狭さ」なので、大型連休を機に、色々な人に会ってゆっくり話す時間を作ることは、何かの気づきにつながるかもしれません。

<筆者略歴>

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青柳 雅也:心理カウンセラー

青柳 雅也:心理カウンセラー どのジャンルでも対応できる心理カウンセラー。18年間のサラリーマン時代を経て、人の心の在り方に関心を持ち、「髪の毛のある街のお坊さん」を目指すことを決意し心理カウンセラーに。海外のような遅いテンポでのカウンセリングは日本に合っていないことに気づき、独自手法を編み出し、問題や悩みの短期解決を実現する。豊富な臨床経験から信頼の声も高く、活動も心理学講座「青い柳のココロカフェ」や、コラムの執筆活動、教育機関での非常勤講師、企業のメンタルケア、ときにはテレビ出演など多岐にわたる。

(青柳 雅也:心理カウンセラー)

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