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【もぐもぐ】綿密な献立で食でも選手の活動を支えるコナミスポーツ体操競技部

 

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 アスリートにとって食事は、体づくりのためだけでなく、体を動かすためのエネルギーや栄養の補給も欠かせません。コナミスポーツでは、体操ニッポンを支える体操競技部(男子)の選手のために、管理栄養士が綿密に栄養バランスを計算してメニューをつくり、食でも選手の活動を支えています。埼玉県草加市にあるコナミスポーツ体操競技部体育館を訪ねて、お話を伺いました。

体脂肪率は5%

 体操選手の体は必要な筋肉だけが強化され、体脂肪率は5%程度(一般男子で20%程度)と、全く無駄がありません。吊り輪、あん馬、平行棒のような力技には強くて大きな筋肉が必要ですが、鉄棒や跳馬、床運動のように跳んだりはねたり、空中で回転したりするためにはバランスの取れた体型が求められます。ある種目のスペシャリストを目指すのか、6種目全部に強いオールラウンダーを目指すのか。目標によって、自分の体づくりの方向も決まります。

食べてエネルギーに!

 2016年リオデジャネイロ・オリンピックの団体金メダリストで、体操の3兄弟として有名な田中佑典選手(29)は166センチ、57キロとスリムな体型です。父親の章二さんが体操の指導者だったこともあり、中学生のころから食事に関心を持つよう教えられてきました。母親の誠子さんは、お弁当を残さず食べてもらうようにバランスよく、いろどりも考えていたそうです。「まもなく30歳。食が細くなってきたので、パンやゆで卵なども利用して、こまめにタイミングよくエネルギー補給しています」と、食をかなり意識しています。

田中佑典選手
田中佑典選手

量と栄養バランスを大切に!

 コナミスポーツクラブ運動塾出身の星野力維選手(24)は152センチ、50キロとたくましい体型で、いつも笑顔が絶えません。オールラウンダーを目指しているので、朝と昼は食べ過ぎに気をつけ、朝はおにぎり。夕食は「信頼している」という寮の食事を取ります。草加市出身で友人も多いのですが「出掛けるのは年に数回。今は東京オリンピックの代表に選ばれることしか考えていない」と目標を語ってくれました。

星野力維選手
星野力維選手

今もお母さんの手作り弁当

 リオデジャネイロ・オリンピックの団体金メダリストの加藤凌平選手(26)は、地元草加市出身。好物は肉とフルーツで、子どものころから野菜は苦手だったといいます。そこで母親の由美さんは、にんじんや玉葱など野菜を刻んでお好み焼などに混ぜ、バランスを整えました。子どものころ、餃子など、自分でつくったものはおいしそうに食べていたそうです。父親の裕之さんがコナミスポーツ体操競技部の監督を務めており「今も父と一緒に弁当の世話になっています」といいます。オールラウンダーを目指している加藤選手は、引き締まった体が理想で163センチ、54キロの体型維持に注意を払っています。

加藤凌平選手
加藤凌平選手

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好き嫌いなし

 19年10月の世界選手権男子団体で銅メダルを獲得した神本雄也選手(25)は、157センチ、60キロと、がっしりした体型。子どものころから好き嫌いはなく、何でも食べてきたそうで、中でも好物は「肉」だそうです。ただ、練習前に食べ過ぎると、動きが悪くなるそうで、朝と昼の食事の量には気を付けているとのこと。勝負飯は「ご飯」。お米が大好きなのだそうです。

神本雄也選手
神本雄也選手

誕生日にはケーキも

 体操競技部の選手は昼前から夕方5時くらいまでが練習時間になり、体育館に隣接した寮の食堂で夕食を取ります。メニューは担当の管理栄養士が考え、1食平均で800から900キロカロリーを摂取。訪ねた日の献立はご飯、味噌汁、インゲンのピーナッツ和え、ツナサラダ、鶏肉と大根と卵の甘煮、フルーツの柿、ヨーグルトで計898キロカロリー。選手の誕生日には小さなケーキを添えたりすることもあるそうです。選手たちは「メニューについては栄養士を信頼している。食事もおいしい」と口をそろえます。今回は食に関するリポートでしたが、トップアスリートたちの最大の関心は東京オリンピック。体操でも、熾烈な代表争いが繰り広げられていますが、ここはしっかり食べて、競技に取り組んで欲しいですね。

 

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