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日本は「週1.07時間」で最小 eスポーツ視聴時間の国際比較

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 新型コロナウイルスの感染者数は、東京五輪・パラリンピックの延期発表直後から急増した。一年延期が発表され、来年7月23日開幕までの残り日数を刻む電子時計も東京駅にお目見えしたが、日本だけでなく世界中のコロナウイルスの感染増が止まらない限り、残り日数をむなしく刻むだけに終わってしまう。

 五輪は国際スポーツの代表的な大会だが、サッカーのワールドカップを挙げるまでもなく、国際スポーツ大会のあくまで1つにすぎない。テレビ放映権料は高騰しているが、国際スポーツ界での位置は昔と異なり「ワン・オブ・ゼム」として相対化されている。最近はリアルでなく、オンライン上のバーチャル空間で対戦を楽しむ「eスポーツ」の国際スポーツ大会も生まれ、スポーツの多様化が加速している。

 スマホゲームを身近なおもちゃとして育ったいまの子どもたちが大人になる頃には、「e五輪」なるものが登場するかもしれない。これなら感染症の影響も少ないし、終了後に「無用の長物」のとなって無残な姿をさらすハコモノも不要だ。開催地招致合戦に伴う不明朗なお金も、今よりはずっと少なくなるはずだ。

eスポーツ無題(竹本原稿用)

 いま仮に「e五輪」が開催されたとしたら、日本の実力はいかほどか。参考になりそうなのが、オンライン動画事業などを展開するライムライト・ネットワークス・ジャパン(東京)は、日本や韓国、シンガポール、インド、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、アメリカの9カ国、18歳以上のゲーマー4,500人を対象に調査を実施。それによると、日本は「eスポーツ」トーナメントの視聴時間が世界各国と比べて最も少ない。視聴時間は「週1.07時間」。最も多いのはインドで「週3.6時間」。諸外国と比べると日本はまだ“eスポーツ発展途上国”だ。

 スマホ世代の日本の子どもたちの憧れの職業の上位は、いまや「ユーチューバー」。eスポーツが日本で広がると、「e五輪」の金メダルを目指す子どもたちが将来、現れるかもしれない。