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【大河ドラマコラム】「麒麟がくる」第四十三回「闇に光る樹」最終回に向けて気になる秀吉の行動

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 とはいえ、そこには「何のために?」という疑問が残る。藤孝は光秀の盟友であることから、秀吉にとっては、いつもの情報収集だったのかもしれない。もちろん、この時点で光秀が謀反を起こすとも考えていないはず。ただ、秀吉と藤孝の間のこのやり取りが、最終回の伏線になることは考えられる。具体的には、本能寺の変後、藤孝が光秀の援軍要請に応じなかったことが、山崎の戦いでの敗因の一つと言われており、この史実に絡んでくる可能性もあるのではないか。

 また、佐々木は以前のインタビューで第四十一回、「平らかな世とは?」と光秀から問われた秀吉が、「昔のわしのような貧乏人がおらぬ世だ」と答えたシーンについて、「物語のキーになるシーンだったのでは」とも語っている。この言葉も、物語の行方を示唆しているのだろうか?

 そう考えると、山崎の戦いがどんなふうに描かれ、秀吉が光秀の最期にどんなふうに関わってくるのかも気になるところ。それとも、本能寺の変と併せて、今までにない展開を見せるのか。秀吉の活躍にも期待しつつ、最終回を楽しみに待ちたいと思う。(井上健一)