自転車事故のリスクを減らす、「保険以外」のこと

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自転車事故のリスクを減らす保険以外のこと

執筆:大泉 稔(ファイナンシャルプランナー)
交通事故での多額の賠償請求事例や道路交通法の改正などの影響からか、最近になって自転車保険が注目されています。しかし、保険以外にも大切なことがあります。今回は、自転車事故による損害を抑えるために、運転時の服装について考えてみましょう。

保険では事故のリスクは減らせない

保険に入っていても、事故によるすべての損失がカバーできるわけではありません。もし交通事故に遭ったとして、回復可能な軽傷で済めばラッキーですが、場合によっては身体の一部が欠損したり、重い後遺症が残ったりするかもしれません。最悪の場合は死亡することもあり得ます。
本来的には、保険金が支払われるようなアクシデント(保険事故)は起こらないに越したことはありません。万が一事故に遭った際に被害を最小限にするための対策は、本人にしかできません。自転車保険への加入を考えるならば、同時に、事故のリスクを最小化することも考える必要があるでしょう。

ヘルメットの着用を推奨

原付を含む自動二輪車の場合は、ヘルメットを着用が道交法で義務づけられています。では、自転車の運転時にヘルメットを被る人はいるでしょうか? 子供はともかく、大人はまず見かけません。競技用の車両に乗る人くらいではないでしょうか。
警察庁の統計によれば、自転車事故の死亡者の損傷部位のうち、6割超が「頭」です。つまり、何よりも頭を守ることが大事と言えます。そう考えると、子供も大人も、すべての自転車の運転者はヘルメットを着けたほうがよさそうです。面倒くささやヘアスタイルの乱れなどを理由に敬遠する人もいると思われますが、事故に遭った時のことを考えると、そうも言っていられません。

露出度の高い服装を避ける

自動二輪車や自転車に乗るのなら、夏でも冬でも手袋の着用が望ましいです。なぜかと言うと、転倒した際に地面に手をつくからです。むき出しの手と手袋をした手、どちらがケガをしにくいかは言うまでもありません。
手袋に限った話ではなく、肌はなるべく露出していないほうがケガを軽減できる可能性が高くなります。特に夏場、露出度の高い服装で運転している人を見かけますが、露出している部分にケガを負えば傷跡も残りやすくなります。
保険の中には、こうした傷跡(醜条痕)が生じた場合、後遺障害保険金の対象になるものもあります。しかし、いくら後遺障害保険金を受け取ったとしても、残った傷跡は消えません。

備えるのは保険だけではない

自転車保険は月々(あるいは年間の)保険料が安く、とても手頃な商品です。しかし、保険を契約する前に、行うことはまだあるのではないでしょうか。一度、振り返る機会を設けてみてはいかがでしょう。

<執筆者プロフィール>
●大泉 稔(おおいずみ・みのる)
ファイナンシャルプランナー。株式会社fpANSWER代表取締役、大泉稔1級FP技能士事務所主宰。1級FP技能士、生命保険大学課程、1種証券外務員。現在、「大人のための生命保険相談室」や「FP試験対策個別指導塾」、「交通事故被害者のための相談室」を展開中
http://cfpm.biz/   http://fp-answer.com/

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