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政府マスク、感染ゼロ岩手も配達 「今更もらっても使わない」の声

 奈良中央郵便局で、布マスク配達の準備をする配達員=23日午前、奈良市

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が全世帯に配布する布製マスクの配達が23日、感染者が比較的少なく推移した地域でも一斉に始まった。厚生労働省によると、この日の配達開始は宮城や奈良、感染者が出ていない岩手など34県。感染者が拡大した東京や大阪など13都道府県では既に配布が始まっており、政府は5月中に配布を終えるとしている。

 奈良市の奈良中央郵便局では23日、配達員が布マスクの入った袋をバイクの荷台に次々と詰め込み出発した。この日は市内約1万カ所に届ける。

 仙台市の仙台中央郵便局でも配達がスタート。通り掛かった会社員高橋徹さん(59)は「5月に入って街中で手に入るようになった。今更もらっても使わない。マスク2枚送るのに、政府はどれだけ時間と税金をかけているのか」と憤った。

 布製マスクの配布は、感染拡大の影響で市販のマスクが入手しづらくなったことから決まった。1世帯2枚で、経費は466億円。汚れによる回収といった混乱もあった。緊急事態宣言は42府県で解除されているが、感染拡大第2波への注意が求められる。政府は全世帯向けとは別に、妊婦向けや学校向けなどのマスクも配布している。