カルチャー

おうちを天文台に! 自宅でやってみよう星空観察

child little girl at window dreaming and admiring starry sky 街灯やネオンなどの明かりが多い都会では、星があまりよく見えません。満天の星がきれいな山やキャンプ場に気軽に行くことができれば良いですが、遠出しなくてもちょっとした工夫で都市部にある自宅でも天体観測は楽しめます。12月には3大流星群のふたご座流星群(12月14日前後)も控えています。そこで、今回は自宅で気軽にできる星空観察のポイントをご紹介します。

教えてくれたのは…
星空イベントの実行委員などを務める星空準案内人、宙ガールブロガー・うららんさん

▼おうちを天文台に!自宅で行う星空観察
P1310098のコピー
 街灯などの光が多い都会での星空観察は、ちょっとしたコツで見える星の数が増えていきます。まず、観察のタイミングは月明かりの影響が少ない、新月の頃を狙うのがベストです。あったら便利なものは懐中電灯、星座早見盤、方位磁石などですが、これらはスマホのアプリでも補うことができます。

 観察を行う際は、方位磁石を使って、庭やベランダから見える空の方角を事前に把握しておきましょう。観測する前には、スマホや街灯など明るい光を目に入れず、電気を消した真っ暗な場所で5~10分間ほど、暗闇に目を慣らしましょう。すると、今まで見えなかった星が見えるようになってきます。街灯やネオンなどの光を眼に入れないように、手で遮るだけでも見え方は変わってきます。

▼自分だけの“天文台スペース”をつくろう
 星空観察を日常的に楽しむために、気軽に観察ができる、お気に入りのスペースを作るのもおすすめです。ベランダにゆっくり座れるイスを置いたり、窓際に腰をかけるスペースをつくったり、または庭に観察用の小さなテントを配置してみたり…。くつろぎながら観察ができる“天文台スペース”を作ってみてはいかがでしょうか。

 

▼星座早見盤や双眼鏡で気軽に観察しよう 
P1310105 星空観察といえば天体望遠鏡をイメージする人が多いと思いますが、扱いが簡単な双眼鏡もおすすめです。土星の輪っかや木星のしま模様を見ることはできませんが、肉眼では見えなかった星たちが見えるようになります。例えば輝く月はもちろん、すばる(プレアデス星団)やオリオン大星雲などの星雲・星団も双眼鏡で見ることができます。6~10倍の双眼鏡を使えば宇宙空間を身近に感じることができるのです。

 星座早見盤は星座を探すための空の地図です。都市部では、1~2等星ぐらいしか見つけることができませんが、明るい星と星座早見盤を照らし合わせながら、空にはどのような星座が描かれているのか想像しながら見上げてみましょう。使い方は簡単です。星座早見盤の円盤を回し、日付と時刻を合わせるだけで、その日に現れる星や星座がわかります。星座早見盤は自分が向いている方角が下になるようにかざして使いましょう。

 

▼天体イベントの流星群を観察しよう
Starry night これからの星空観察で大きなイベントとなるのが12月のふたご座流星群です。今年は夜半頃に月が沈むのでそれ以降は良い条件で流星を観察できることができます。観察は12月13~14日夜がおすすめです。流星はどの方向にも出現するので、方角は気にせずに空の広い範囲を最低15分は見渡すようにしましょう。なお、長時間になりがちな流星群の観察では念入りな防寒対策が重要です。また観察の際は、物音でご近所に迷惑がかからないよう注意したり、女性やお子さんは防犯にも気を付けましょう。 

Silhouette of little girl holding a flower at the stars background

▼終わりに
 仕事や子育てなどで忙しくしていると、夜空を見上げることも忘れてしまいます。子育てとフルタイムワークを両立しているうららんさんは、「星の楽しみ方は人それぞれです。見つけた星に癒やされる人、パワーをもらう人、科学的に知りたくなる人などいろいろです。でも星座を知らなくても大丈夫です。“家からみる星ってなんだかいいな”と感じながら、気軽に空を見上げて下さい。」と話しています。早速今夜から、おうち天文台を始めてみてはいかがでしょう。

協力:星空準案内人、宙ガールブロガー・うららんさん
星空ハイキング実行委員(兵庫県養父市若杉高原)、北神戸田園スポーツ公園天文イベントを主催。「おうちでソラをたのしもう」をコンセプトに天体観測の情報を発信する「宙ガールドットコム」を運営。子育て真っ盛りのワーキングマザー。