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【インタビュー】丸美屋食品ミュージカル「アニー」マルシア 1年越しの上演で「パワーをプレゼントしたい」

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 いつか必ず両親に会えると信じてたくましく生きる孤児のアニーが、大富豪の男性と出会ったことで運命を切り開いていく姿を描く、丸美屋食品ミュージカル「アニー」が4月24日から開幕する。2020年は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて全公演が中止となった本作だが、今回は公演シーンを厳選し、内容を凝縮した特別バージョンで、20年とほぼ同じメンバーで上演される。17年の公演に続き、ハニガン役を演じるマルシアに、今回の公演の見どころや意気込みを聞いた。

ハニガン役のマルシア

-去年は、稽古が半分ほど進んだときに公演中止が決まったと聞きました。

 そうですね、子役の子どもたちに会って、振り付けの稽古もスタートして、これからというときに突然中止が決まってしまったので、悲しくて寂しかったです。でも、何よりも、子どもたちがつらいだろうなと思いました。私たち大人は(この状況に)理解がある部分もありますが、子どもたちは頑張って何千人というオーディションで勝ち取ったものが、一瞬にしてなくなってしまったので、どれほどつらいことだっただろうと胸が痛みました。

-そうした状況だったからこそ、今回、改めて上演が決定したことは非常にうれしかったのではないですか。

 はい。特に子どもたちは、ぜひ同じメンバーでと願っていたところだったので、ほとんど同じメンバーで上演できることがすごくうれしかったです。やはり、子どもたちにとっての1年はとても大きいので、見た目的にも精神的にも大きく成長しているでしょうから、それがどう演技に変化をもたらすのか、皆さんの新しい演技を私も楽しみにしています。

-今回は、特別バージョンでの上演ということですが、通常のバージョンとはどういった違いがあるのですか。

 これまでは、2部制になっていて、途中に休憩もありましたが、今回は休憩をなくし、内容を凝縮してお届けします。通常バージョンに比べるとかなり展開が早いと思います。普段は歩いているところをマラソン状態でストーリーが進んでいきますので、お客さまも注意して、集中して見ていただければありがたいです。それから、一番違うのはエンディングです。終わり方はまったく違いますので、私もびっくりしました。

-では、また新たな気持ちで見られそうですね。

 そうですね。アニーファンの方には、毎年ご覧になるという方も多いと思いますが、今年はまた違った楽しみ方ができるかと思います。

-ハニガン役は、17年以来となります。マルシアさんから見て、ハニガンはどんな女性ですか。

 いわゆるヒールという役どころですが、私はハニガンは決してヒールだとは思いません。この作品の舞台となっている1930年代は世界中が荒れていた時期で、そんな時期に、彼女はやむなく孤児院の院長になって、やむなく子どもの世話をしています。独身女性が子どもたちの世話をするのは大変なことです。それに、細かいところまで見ていただけると分かると思いますが、実は子どもたちからもいろいろとやられているんです。だからハニガンはああなっているんだと思います。

-そんなハニガンをどう演じたいですか。

 (取材当時は)まだ本格的なお稽古前ですが、2017年に一度演じているので、今も私の細胞の中にはハニガンがいます。ですから、最初に作ったハニガンをベースに、皆さんとの演技の中で今回も作り上げていきたいと思います。

-昨年、この「アニー」が公演中止になったこともそうですが、まだまだ新型コロナウイルスは舞台業界に大きな影響を与えています。マルシアさんは、コロナ禍でのこの1年、舞台について、演じることについて、どんなことを考えていましたか。

 当たり前のように仕事をしてきたので、それがなくなったらどうしようと悩んだこともございますけれども、それよりも健康を大事にしなければいけないと思いますし、次にまた仕事が動き始めたときに、いい仕事ができるようにと考えてこの1年は過ごしてきました。もちろん、そこには戸惑いもありましたが、(舞台業界の現状を)受け入れるしかないものだと思います。目の前のことだけを見て、「私だけが」という考えになりがちですが、世界中の皆さんが同じ思いを抱えていらっしゃることです。これは、みんなで受け入れるしかない。その上で、それぞれの考え方を持って、今できることをするというプラス思考に考えていければと思います。