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【インタビュー】舞台「ザ・ドクター」大竹しのぶ 「座右の銘はまあいいか」でも「お芝居のことになると熱くなる」

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-本作は、ディベートの応酬のような会話が繰り広げられる作品です。大竹さんご自身は、ディベートは得意ですか。

 「まあいいか」が私の座右の銘なので、普段はあまり言い合いをすることはないです。ですが、お芝居のことになると熱くなるとは思います。海外の戯曲をやることも多いので、自分の意見を伝えたり、討論することもあります。お芝居に対する信念は持っていて、高みを目指したいと思ってやっていますので、そこは意見をはっきりと伝えるようにはしています。先日、友人の梅沢昌代さんからメッセージカードで「いろいろなことがあっても打ち勝って。しのぶちゃんは負けません。“しのぶ”ですから。どんな困難にも負けません。“しのぶ”ですから」という言葉をもらったんです。それを見て、改めて芝居に対しては妥協したくないと思いました。

-では、本作を通して、お客さんにどんなことを届けたいですか。

 強く生きているように見える人も、実は悲しい出来事があったり、苦しみを抱えていたりする。みんなが悩んでいるし、悲しみや後悔を絶対に一つや二つ、持って生きている。だから、1人じゃないんだよということを伝えたい戯曲だと思います。生きることがつらくても、勇気を与えられればいいなと思います。それから、リアリティーのあるお芝居の面白さも伝えたいと思います。

-公演を楽しみにしている人にメッセージを。

 コロナ禍という状況ではありますが、日常とは離れた空間である劇場にいることは大事な時間だと信じています。スリリングでドキドキする、先が楽しみになる作品ですので、劇場ならではの快感が味わえると思います。お客さまが楽しんでいただける作品になるよう、稽古に取り組んでいきたいと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

パルコ・プロデュース2021「ザ・ドクター」

 パルコ・プロデュース2021「ザ・ドクター」は、10月30日~31日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、11月4日~28日に都内・PARCO劇場ほか、兵庫、豊橋、松本、北九州で上演。

公式サイト https://stage.parco.jp/program/doctor