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【インタビュー】映画『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』駒木根葵汰「朝から晩まで焼き肉でした」小宮璃央「お昼も牛カルビ弁当で(笑)」2大スーパー戦隊がまさかの爆笑焼き肉対決!

【インタビュー】映画『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』駒木根葵汰「朝から晩まで焼き肉でした」小宮璃央「お昼も牛カルビ弁当で(笑)」2大スーパー戦隊がまさかの爆笑焼き肉対決! 画像1

-ツーカイザーは(ゴーカイレッドがリーダーを務めた)「海賊戦隊ゴーカイジャー」(11)のデザインをモチーフにした設定ですものね。

小宮 ゴーカイジャーは僕が小学生の頃に見ていたスーパー戦隊だったので、小澤さんと共演できたのは、めちゃくちゃうれしかった。こうして同じ作品で一緒にお仕事ができるなんて思ってもいなかったので、当時の自分に教えてあげたいぐらい。最初にお会いしたときは、ただの特撮ファンとして目を輝かせて、撮影もずっと見ていました(笑)。

-子どもの頃の夢がかなったわけですね。なお、この作品はキラメイジャー、ゼンカイジャー共に一つの節目になると思います。最後に、映画を見る人たちに向けた思いを聞かせてください。

小宮 以前、キラメイジャーについての話をプロデューサーの塚田(英明)さんにお聞きしたとき、こんなことを言っていたんです。「2020年はコロナ禍が始まった年で、世界も日本もあまりいい状況とは言えない。そういうときに必要なのは、皆を笑顔にするエンターテインメント。だから、キラメイジャーはみんなの希望の光になるような作品にしようと思った」と。

-すてきな話ですね。

小宮 スーパー戦隊って、動物や海賊、電車などいろんなモチーフがありますよね。でも、「キラメイジャーの“キラメキ”って何?」と不思議だったんです。そこで聞いてみたら、「キラキラした心、諦めない心だよ」と教えていただいて、すごくいいなと。今はコロナ禍で大変なことも多いけど、諦めない心や希望を持っていれば、最後にはきっといい結果がついてくるはずだと、僕は信じているんです。スーパー戦隊を作っている方々は、子どもから大人まで、皆の笑顔を心から願っています。だから、スーパー戦隊を通じて、そういうことを皆さんも感じてくれたらうれしいです。

駒木根 璃央の言う通りだね。どちらかというと僕らはやりたいことをやっていた感じだけど、最初は本当に必死で、正直、見てくれる人のことを考える余裕もなかった。でも、中盤に入った頃、「すごく楽しい作品で、元気をもらっています」という感想を頂くようになってから、「どうしたら、皆が喜んでくれるだろう?」と考えるようになって。一生懸命作っていれば、楽しんでくれる人がいるんだなと実感した。スーパー戦隊って、それぐらい素晴らしいものなんだよね。僕は今、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系で放送中)にも出演させてもらっていますが、これからもいろんな形で皆に元気を届けたいと思っています。

(取材・文・写真/井上健一)

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